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シブヤ西武がド高級デパ地下に変身したと聞いて、覗いてみた。「都市生活者に輝きある暮らしを彩る百貨店」というコンセプトのもと、オープニングのコピーは、「人生に輝度(かがやきど)」。お子サマの街になってしまった渋谷に、山の手地区の富裕層を呼び込もうという魂胆らしく、地下のテナントもスゴい!シェ松尾や九兵衛、エルメはもう珍しくないけど、NYアッパーイーストのパイヤールやボローニャの名店、何やら何なら…が出店している。シェ松尾の惣菜、「トレトュール・シェ松尾」のショーケースを見て、のけぞった。
吉野家の業績が牛丼再開以来、大躍進とのこと。
そんな中、秋葉原ヨドバシカメラ前に牛丼専門店を発見!都内でも飯田橋駅前や、いろいろとあるみたいだけど、こんな看板かけられらたら往年の吉ぎゅうファンにはたまらないだろう。
コンビニ大手三社(セブンイレブンは、セブンアイホールディングスとして)の2007年2月期の決算が出揃った。各社、新規出店でなんとか増収を確保したという感じ。セブンイレブンは、営業利益マイナス2.9 %、ファミマもマイナス9%と落としているなか、ローソンが経常利益2%アップと健闘。
ららぽーと横浜に行った翌日は、少々バテ気味。約370店が出店しているらしくとにかく広い!、平日の昼間は、やはり奥様族であふれかえっていた。郊外SCデパ地下出店ということで、大丸が注目度が高い。デパ地下というには、意外と惣菜が少なくて、どちらかというと、ピーコックか?といった趣きだ。
グローサリー売り場も大きいが、同じららぽーと内のヨーカ堂との差別化はどこに?という感じだったのが残念。タカトラのシュークリームやドンク、高砂屋、関西人に馴染み深いスイーツ売り場。しかし、何よりも、神戸人の私の心を揺さぶったのは、フードメゾンという名前にふさわしからぬ、お好み焼き&たこ焼きコーナーであった!神戸大丸は結構おしゃれ。なんだけど、地下には必ずお好み焼きが食べられるスペースがあり、買い物に疲れたら、お好み焼きという流れで、私は育った。神戸人にはたまりません!
松坂屋との提携など、注目の大丸は、2006年度決算で、5期連続の増益を続け、売上高で三越を抜いて、業界4位に踊り出たそうだ。
もうすぐGWというのに、めちゃくちゃ寒い日。こういう日にはあったかいスープがいいなあ。と、ウロウロしていると、ナチュラルローソンで、「夜9時からのごはん」というキューピーのカップスープ。野菜や豆がたくさん入っていて、1食92kcalという。夜食ではないけど、食べてみよう。
カップスープの市場は、2002年の春雨スープ人気以来、伸び続けて、2006年度市場は、295億円にも達するという(01年は31億円)。このうちの6割は、コンビニで販売された額とのこと。(読売online)カップスープのみならず、スープストックトーキョーなどの外食や粉末スープなども含めると、スープ市場は1200億とも、
まだまだ伸び続ける感じだ。
百貨店のリニューアルが目白押し。19日に全面改装した新宿高島屋。130億を投じ、新宿地区百貨店売上2位を目指そうという意気込み。デパ地下のなかでひときわ人を集めていたのは、パティシェリア。11人の有名パティシェのケーキを集めた様は圧巻。一つの売り場で、あちこちのパティシェのケーキが買えるのは、とても楽しい。これこそ、百貨店ならではの売り方。ただし、残念なのは、既に有名すぎる店ばかり。今まで食べたことない、新しいパティシェの発掘に期待したいところだ。
3月度の外食産業の売上4%、客数5%前年比アップとの日本フードサービス協会の発表。
天気もよく、土曜日が一日多かったことなど好条件が重なったことが貢献しているだけ、という気もするけど、ここ数ヶ月、ファーストフード中心に客数が増えているという。マクドルドと吉野家が大きく牽引しているのではないかな。
外食復調の兆しの中にあっても、ぱっとしないのが、ファミレスと居酒屋。
居酒屋といえば、ワタミ。武蔵村山三越内にできたワタミキッチン、今年1月のオープン当初に行ったきりで、今は変わっているかもれないが、ワタミファームからの有機野菜などをつかったという惣菜がウリのワタミ惣菜第一号店だ。
ドトールコーヒーと日本レストランシステムが経営統合するというニュースにびっくり!
日本レストランシステムは、つい先日、テレビ東京の「カンブリア宮殿」に会長が登場して、外食企業にして2割以上の高い利益率を誇る会社として紹介されていたばかり。一方、コーヒーチェーンの先駆けドトールは、創業以来の減益(12.9%減の46億)と不調、さらに、外資ファンドにかなり株を買われたり、雲行きが怪しそうだった。日本レストランシステムは、280億ほどの売上、ドトールはこの決算で663億(店舗数1470店)で、両社併せれば1千億強の規模となる。デニーズ(ここもセブンアイグループ内でいっしょになってしまったからもっと大きいだろう)くらいの規模だろうか。
最近、外食業界は、大きな規模での再編が続いている。それだけ、厳しさが増している状況ということなのだろう。「一杯のコーヒーで、ひとときのやすらぎを」と、低単価なコーヒーでひたすらチェーンを拡大してきた時代とは、大きく世の中も変ってきたということなのかな。
飽食の時代にあって、食べたくても食べられないものがある。そう、新宿サザンテラスのクリスピークリームドーナツだ。なんだか、この異常人気から、ドーナツ市場に火がついて、Mr.ドーナツもプレミアドーナッツでおしゃれ系カフェ and on and (アンドナンドと読むそう、私はどうも名前が覚えられず、くるくると一人呼んでいる、ロゴがくるくるとしか見えない、おばはんか!)を渋谷公園通りに出店した。
「メディア・バイアス~あやしい健康情報とニセ科学」という新刊を上梓されたサイエンスライター、松永和紀さん は、大学の後輩。昨日は、その松永さんの話を、卒業した研究室のOB・OGから現役生が集まって聞く機会があった。
残留農薬のポジティブリスト制度施行以来、農業の現場で起っていること、消費者団体の意識、あるいは、行政の対応など、彼女独自の視点でもって、緻密な取材、調査からの展開は、小気味よい。何度か松永さんの話は聞いているが、昨日のように、研究者を相手に話すのを聞くのははじめて。