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2009年10月 アーカイブ

2009年10月01日

禁止ばかりじゃつまらねぇ

桜新町に行く機会あり。ベッカライブロートハイムのパンを思い出した。ハードトーストがおいしく、目黒に住んでいた頃はよく買いに行ったもの。

久しぶりに行ったら、びっくりした!ドイツ風の立派な建物に変身している。以前は、ほんと、軒先だけのパン屋さんだった・・売れれば、大きくなるもんだ。しかも、カフェが併設されている。

お昼を食べてなかったので、カスクートにスープとサラダをセットにして、1300円。ちょっと高いけど、パンはもちろん美味しく、雰囲気も良くて大満足。しかし、テーブルの上に、静かにと書かれたカードがあるのにびっくり。カメラ、携帯電話は禁止。2時間以内で。駐車場に停めるな・・といっぱい書かれてあって、ちょっとげんなり。

ここは、超有名店。お客さんもいっぱい来るだろうし、マナーも悪い人も多いことだろう。気持はわからなくないけど、ある程度、我慢せなあかん部分もある。

パンを買って帰ろうと、レジで、レジ袋は有料ですと言われて、もうげんなり。このご時勢だから、それでいいと思う。
パンは美味しい。でも、なんか楽しくないんだよな~。

2009年10月03日

ユニクロの+J

ユニクロの9月売上が前年30%強増とニュースが流れている。昨日、ジルサンダーを起用した新しい商品ライン、+Jが売りだされた。 デザインは、どうしたってユニクロ。ジャケットは、この値段やったら他のブランドで買うわという感じなんだけど、ニット類は、素材がなかなかいい。


+Jブランドは、一人1点までしか買えないと制限付き。私は昨日夕方からの出遅れ組だったので、もういいのがなかったけど、5000円もしないニットは、なかなかよいな、と思う。要は、バリューだ。

昨年のヒートテック、今年は合皮と、素材の開発が、素晴らしいと思う。デザイン、色、最大の数を売ろうとすると、ああなるのかな。

それにしても、ド高級ブランド、だいたい値段が高すぎるで。20万のジャケットはかっこいいけど、ほんまアホらしい。ジルサンダーもそれでうまいこと行かんようになって、ユニクロとタッグ組んだってことよね。

西友の880円ジーンズも気になるけど、たとえウォルマートといえど、ここに食い込むのは難しいなぁ。

2009年10月05日

お試しかっ!

月曜の11時から番組「お試しかっ!」が好き。外食チェーンのメニュー、売れ筋10品を「すべて当てるまで帰れま10(テン)」という罰ゲームをときどきやるんだけど、これにハマってる。なかなか当たりそうで当たらない、売れ筋を探るには、結構いいネタなんだな。

今まで、ファミレス、居酒屋、焼肉などのチェーンが登場している。今日は、ゴールデンタイムに、今絶好調のサイゼリヤと餃子の王将を舞台に、「当てるまで帰れま10」が繰り広げられた。前回春に登場したガストは、これで売り上げがえらい上がったとか。

それだけ影響力大。しかし、テレビでこれだけ盛り上がっているのに、なんで、もうひとつ実の店は盛り上がらん。

販促にだって十分使えそうだけど、まだその例をみたことがない。時流は、社会貢献ネタ。世界食料デーに合わせて、ワタミやデニーズがTabel For Two に参加するという。

これはこれでいいことと評価できる。が、本来のビジネス、どうするのか、本気で考えているかっ!

2009年10月07日

板チョコ&パン

伊勢丹のイタリア展、DOMORIの板チョコと、ヒルサイドパントリーの天然酵母パン。試食を出してくれたお姉さんが、とってもおススメ上手。オレンジの入ったパンとちょっと酸味のきいたカカオ、こら、たまらんうまい。ケチケチしてない分厚いチョコがなんともうれしい。


買って帰って、また、たっぷり食べてしまった。実は、ちょっとやせなあかんと思っているところ・・

気に入ったジャケットがあって、買おうとしたところ腕がパンパン!学生には、「先生、学生時代にスポーツやってたん?」と聞かれ、ええ、そんな、私スポーツ体型??なんて一瞬喜んだら、「(二の腕を指し)重量上げやってたんかと思った」と、奈落に突き落とされた。

でも、このかわいさ、誘惑に勝てる??
最近は、一時期のようなコテコテデコレーションは流行らない。素材の良いもの、シンプルなもの、そんなものに、人気が集まる。

2009年10月10日

銀座のフリーカフェ

おかきの播磨屋本店、無料でおかきが食べ放題、お茶が飲み放題のフリーカフェをあちこちで展開している。今日から、なんと銀座でも開業している。


お茶は紙コップをもらえば、コーヒー、紅茶、なんでもOK。専用のプラ皿におかきを好きなだけ盛って、いただけるしくみ。それにしても、広い!家賃なんぼや?

しかし、タダで食べて飲んで、出て行くのはかなりの勇気がいる。当然買って帰ることになり、なんじゃかんじゃと3千円近く買ってしまった。

マックの無料コーヒーも同様、それだけで帰る人は少ない。(が、マックでバイトをしている学生によれば、かなり’それだけ客’もかなりいるらしいけど)ちまちまと販促や広告をやるよりも、効率がいいかもしれない。ここの家賃分くらい、しょうもないパンフレットとか作ってたら軽くかかるもんね。話題があれば、勝手に宣伝はしてもらえるし、なかなか賢いやり方。

2009年10月15日

国産と中国産

今日は相鉄線沿線にでかけた。ちょい時間があり、駅ビル内のスーパーを一回りすると、冷凍食品のコーナーに、いろいろな中国産冷凍野菜1袋105円で売られている。その横に目を移せば、国産冷凍野菜、300円とか、500円というものあった。今更ながら、しみじみとその価格差に驚く。

最近は、外食でも国産食材を使ったというのを‘売り’にしているチェーン企業がたくさんある。自給率を上げる、それはそれでいいこと。でも、私はどうも合点がいかない。手ごろな価格でそこそこおいしいものが食べさせるのが外食チェーン企業の使命。

リンガーハットが国産野菜のちゃんぽんに、テレビでもCMを流している。でも、価格は、500円超えだ。
学生たちに聞いてみた。380円の方がいいなという答えが多い。学生のような金のない人は、対象にしてないのかもしれない。500円は高くはないが、今までのリンガーハットのイメージとは大きく異なる。

学生の意見の中には、「国産だって安全であるとは言い切れない。中国産も国産も同じだ」(素晴らしい、さすが我がゼミ生だ。)と、結構鋭いのもあった。

表面上の自給率を上げることばかり一生懸命になっている国の政策。自給率を上げるということが、どういうことか、もっと議論、よりも、いろいろな角度から考えることが必要だ。
最近、水産経済が専門の山下東子さんの「魚の経済学」を読んだ。国産(といっても何が国産なのかよくわからん?)魚を食べることが必ずしも自給率を上げることにつながらない、など、広く鋭い視点で水産の抱える問題を説かれていて、おもしろかった。

なにより、このグローバル時代、なんで、そんなに内向きなん? 平成の鎖国か!?

2009年10月17日

工場見学に行ったことがありますか?

今週は、久しぶりにewomanの働く人の円卓会議に登場。テーマは、工場見学に行ったことがありますか?」だ。

工場といえば、最近は、正規品から外れたアウトレット菓子など話題になっている。今日は、かねてより行ってみたかった北千住にある、ドンレミーのアウトレット。ロールケーキの切れ端などを集めたものが安く売られているという。

夜6時、もはや閉店。朝、テレビで放映されていたから、きっと押し寄せてしまったんだろうな。今まで捨てていたのを、商品として販売することで、また、新たな顧客層もつかめるというもの。

山梨の信玄餅がよく引き合いに出されるが、アウトレット販売を実施したことで、正規商品の売り上げも上がったとのこと。まあ、その効果は、いつまで続くかわからないけど、無駄にしないということは、いいことだ。

来週、再度挑戦してみよう。

2009年10月19日

小商圏、地域密着ビジネスの極み

週末、マンションの管理をしてくれるWさんに近くの喫茶店を教えてもらった。写真の通り、めちゃくちゃおんぼろ(ママ、ごめん)で、営業しているのかという雰囲気。


中に入れば、もうタイムスリップ状態。モーニングは、ママの手製の料理が10種類くらい並び、食べ放題、ハムトーストにジャムバタートースト、コーヒー、味噌汁・・とお腹はちきれそうに食べて700円。

今日は土曜日でほとんどお客さんはいないそうだが、月から金までは、ラジオ体操を終えた年配の人
大勢ですごい賑わいらしい。だから、朝6時前から営業しているそうだ。

近隣の人だけを対象に、来るお客さんも決まっている。みんな毎日来る。土曜の昼は、家に帰ってもしょうがないと、、天地人をこの店に見にくるそうだ。といっても、めっちゃ小さいテレビ、家に帰れば、
きっと大型のデジタルテレビがあるはずだろうに・・笑っちゃった。おっちゃんらにとっては、めちゃくちゃ居心地がいいんだろう。

ママは、すべての人の好みを覚えていて、注文なんか聞かない。まさにママなのだ。

ここ浅草橋は、洋服関係やアクセサリー関係を製造する企業がたくさんあったようで、今でもボタン、傘、帽子など、いろいろな看板が残っている。看板だけで、ほとんどが店をたたんでしまっている状態。
だいたい職住一体型だから、住んでいる人はそこそこいる。ただし、高齢下町。ママ曰く、向こうに行く人ばかり・・と。

超高頻度リピート型顧客。この時代、ママは、しっかり高単価な朝食をやっているところもスゴイ。

2009年10月20日

イケメン社長シリーズ ステーキハウスBMの巻 

地域シリーズが続く。今日は、ある勉強会で、私が日本一真面目な経営者と尊敬している、ステーキハウスBMの青沼社長の話を伺った。

今まで、断片的には伺ってはいるが、生い立ちから今までのみっちりした話を聞くのははじめて。なんと、目的や夢があるというのは、すばらしいことかと感じ入る。そんな重い話なんだけど、本当にいつも真剣だから、バシバシなんでもストレートなもの言いで、笑かす、笑かす。そんな素敵な経営者だ。

他にはない独自の商品とサービス、そして、クレームや問題が起こったとしても、その日のうちに解決することとおっしゃる。これを30年にわたって、毎日継続されているのだからすごい。

と、ここで薄っぺらなことを書いてもしょうがない。店を訪れるとよくわかる。もう数十年を経過した店に、しかも、あまりいい立地ではないところに、行列ができている。

「うまくて」「安くて」「気分がいい」。という考え方。基本的なことだけど、実現と継続は難しい。

2009年10月25日

お上主導の海外進出より新大久保に学べ

先週は、会合ばかり。フードサービス協会35周年、日本食レストラン普及協会等々・・。どちらも、なんとなくピンと来ない。大手外食業界は、ホンマ、今後どうしたらいいのか。全く答えを持ってないようだし、そこまで危機感も感じてないのだろうか。もうすでに、若い世代の経営者は、協会には入らない。懇親会で際コーポの中島社長の姿を見かけただけ。今元気な外食企業の経営者は、全く価値観が違うのだろう。

外食産業の生き残り策、ひとつの答えは、海外に市場を求めることだ。で、日本食レストラン普及協会は、日本の農産物や食品を海外にという目論見もあって、農水省主導のもと発足したNPO法人だ。毎回のシンポジウムで、その活動の目的が明確にできない。


と、また、新大久保にサムギョップルを食べに来た。どこも、日本人韓国人を問わず、賑わっている。
前に書いた韓味里は、すでに、イ・ビョンホン風のイケメン店主にファンがつき、イケメンとおいしいごはん目当ての女性がワイワイやってる。ホットックの屋台のおにいちゃんも愛想良く、元気。自分たちの商品を、おいしく食べてほしいという気持ちが伝わってきて気持ちいい。

人、モノ、カネ、経済や社会事情など、海外進出には、いろいろ問題がつきものだろう。なんといっても、この元気と笑顔。これが、なにより肝。ほんま、こんな近くに、素晴らしい成功事例があるではないか。

最近、気持ちわるっ、と思うのは、大手書店のレジの対応。みんな、腹から声を出してるのか、と思うくらい元気なく、妙にへりくだって、イラっと来てるのは、私だけかな。だから、最近はアマゾンで本を買うことが多くなった。みんな、もっと自信持とうぜ。

2009年10月29日

白山グルメ Vol.4 Trick or Treat !

日本人も変な行事好きになったもんだ。電車の中で見かける、ハロウィーンパーティに出かけるであろう恰好をした子供たち、可愛いんだけど、「なんで、あんた、そんな変な格好してるの?」と思っちゃう。

とはいえ、店の飾りはかわいいもの。スーパーの52週販促企画にもしっかりハロウィーンは定着している。なにかネタを探して、モノを買ってもらうおうと、知恵を振り絞る。


さて、白山駅近く、かわいい洋菓子店がある。Bon Vivant 、生菓子も学生街価格で、まあまあ美味しい。季節のパッケージをいろいろ工夫されていて、ハロウィーンのかぼちゃのついた焼き菓子セットが、いろいろ用意されている。

ご主人も奥さんの対応もさわやかでいい感じ。手土産に重宝してます。

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