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2009年11月 アーカイブ

2009年11月01日

メゾン・ハーゲンダッズ

銀座ユニクロで冬仕度を買う。フリースが土日は安くていいな。裏手に出ると、ラ・メゾン・ギンザ、ハーゲンダッズのサロンだ。

一皿が、フリースより高いなあ、と笑いつつ、アイスとアボカドなど、いつものハーゲンダッズを違った角度で、食べ方を提案しているメニューは、なかなか素敵。

私の選んだのは、いまいち失敗だったけど、アボカドとの組み合わせ、オレンジと焼きたてガレット、キャラメルもおいしい。でも、もっとアバンギャルドな組み合わせや、新しい食べ方を期待したいところ。

2009年11月02日

学祭 フェアトレード

1~3日まで、白山のキャンパスでは大学祭で盛り上がっている。都心の大学って、こんなんかなあ。東大以外はみんなそうだろう。なんともこじんまりとやっている姿をみると、可愛らしくもあり、可哀そうでもあり。

30年前の私らの時代とは、学祭も、大きく趣きが変わっている。コイツら何にも考えてへんのか、と思ってもみたり、でもフェアトレードや社会貢献活動なんかやっているのを見ると、へぇ~と感心することもある。

紙でフェアトレードをという活動をしているグループが売っていたのは、この裏紙ノート、笑える!でも、表紙にラオスの手すき紙をつかって、ノートにしたそうだ。

ほんと、その優しさは、いいんだけどなあ。彼らを待ち受ける社会は厳しいよ。頑張って~!

2009年11月03日

りんご物語

先日、長野出身の1年生に、家からたくさん送ってもらったからと、りんごをもらった。またまた感涙もので、おいしく頂いた。


リンゴと言えば、有名な「奇跡のリンゴ」の木村秋則さん。FM青森の知人から、番組で木村さんのことを取り上げたからと教えてもらった。遠いFMラジオの放送も、Pod Castで聞ける。

メディアで大きく取り上げられて、大評判になった無農薬、無肥料のりんご栽培。幻冬舎による「奇跡のりんご」は、あのオノ・ヨーコが翻訳して、英文でも出版されるらしい。

木村さんのリンゴを食べたことはないし、ご当人にもお会いしたこともないから、なんとも言えないが、顔写真やお話から、とても素晴らしい人と尊敬する。そのご苦労は、並大抵ではないはずだ。が、世の中の騒ぎぶりが不思議。


モノづくりが廃れていく日本。農業物語もいいんだけど、国が食べていけるモノづくり再生のための物語が全く語られない。介護、育児、福祉・・これを動かすには、産業と雇用あるのみ。友愛とノスタルジーだけでは、食っていけないよ。(りんごから、大きく脱線!)

ほんま、皆んな、勉強瀬せなあかんで!(といっても、我が家のバカボンは、どこ吹く風・・・)

2009年11月05日

真夜中のレストラン

アメリカ経済は、日本よりひどい状況と聞くが、人口が増えている分、食品産業の状況は、日本よりましじゃないかな。どうだろう。もちろん、どこも低価格志向で、NYの高級レストランは、大変だそうだ。

先日、ちらっと見たABCテレビのニュースでは、これからの外食は、「家で食べるよりまし」くらいの選択になるとも言っていた。まあ、そんなところだ。安いか、思いっきり楽しめるか、この二つしかないだろう。

Restaurants&Instituionsという雑誌があるが、「深夜の客を取り込むのが、成功へのカギ」という記事を見つけた。アメリカのライフスタイルもいまいちよくわからんけど、今や日本じゃ、エコの観点から、24時間営業をよしとない風潮もある。ええー、そうか、そういえば、朝食マーケットの次は、残るは、もう深夜しかないなあ。

ほんま、外食の生きる道って、ニッチなところしかないのかも?でも、この年になったら、12時過ぎるともうふらふら、その辺の時間は、確認不可能です!

2009年11月07日

若い子だって居酒屋好き

外食の販促ツールデザインが専門のM山さんと、久しぶりに情報交換会というより、おばばの井戸端会議。会議場には、APカンパニーの塚田農場を選んだ。


ひざ丈の浴衣姿の女の子が迎えてくれる塚田農場は、活気あふれる店。自社農場の鶏がウリで、その農場がある宮崎の食材やお酒を揃えている。野菜を契約栽培などで仕入れるチェーンはあれど、畜産物でやっている企業は少ない。メニューは、ごくごくシンプルで、なかなかおいしい。

それよりも、接客がよい。私たちおばさんの面倒を熱心にみてくれた「まーみ」ちゃんは、おすすめを聞くと、自分の好みだけどと断りながら、何がおいしいとか、どんな味だとかを教えてくれる。

気がつけば、私らがこの店で平均年齢を押し上げている風。若い子の居酒屋離れというけれど、皆食べて飲んでいる。居酒屋の意味合いも変わっていくだろう。もっと研究が必要だ。

ほんと、食べ物はおいしくて当たり前だけど、やっぱりこういう店は、活気と接客やなあ~と思う。「家で食べるよりはまし」ではなく、「家で飲んでるより楽しくて、行きたい」店を目指すには、食べ物ではなく、サービス。

帰りには、お土産で、お通しに出てくる生野菜につける「お味噌」を小さなタッパーに入れて持たせてくれた。はい、また来ますよ。

2009年11月08日

白山グルメVol.5 肴町長寿庵 

土曜日は、珍しく病院に。日本医大から白山に向かう。谷根千と白山がこんなに近いのだとびっくり。途中の向丘。南北線の本駒込駅近くにあるお蕎麦屋さん。なかなかシャレていて、席に着くと、梅酒をちょっぴり出してくれる。ほぉーなかなかいいじゃん。

蜜芋の天ぷらとせりそばを頼む。おそばもなかなかおいしい。老舗の蕎麦屋さんらしいが、新しく建て直して、個室にできたりと、宴会需要にも応えているよう。なかなか知恵ありお蕎麦屋さん。

2009年11月09日

エコナ問題に思う

「顧客マネジメント論」の講義を担当している。CRM(Customer Relationship Management)をうまくやっている企業と言えば花王のエコーシステムを浮かべる方が多いのではないだろうか。お客様の声を社内で共有することと、また商品づくりに役立てるためのエコーシステムは、1978年にスタートしたという。当時としたら、先進的な取り組みだったろう。

しかし、花王は、エコナ問題で、今期業績を下方修正している。お気の毒というよりほかにない。さて、他に、学生に紹介するいい事例はないかとネットをくってみる。と、A社のページに目がとまる。

息が止まりそうなくらいびっくりした、エコナ問題に言及した同社のお客さま相談室のページ。「俺は関係ない。うちのは大丈夫だ。」と。確かにごもっとも、でも、こういう言い方ってないんちゃうかな。抜粋させてもらうと以下の通り。「A社の食用油は、花王(株)が言っているところの一般食用油であり、安全性に問題はないと考えます。」

それはその通りだけど。エコナ問題で、どこの会社もきっと他人ごとではないと受け止めているはず。「トクホ」という制度自体、またそれを製品に付ける業界の姿勢が問われているように思う。自分だけいち抜けようなんていう態度は、許せない。

成分がどうなのか、というのも確かに大問題。でも、それより食品業界全体が「トクホ」について、そして、消費者へのコミュニケーションについて、考えるいい機会だと思う。例えばエコナ、あたかも「天ぷらいくら食べても、コレステロールがつかへんぞ」みたいな売り方していた。そんなことはあり得ない。他のトクホ製品だってそうだ。これを食べたら血圧下がる、血糖値下がる、、、ホンマかいな?です。

確かに臨床試験で、コレステロールが下がったくらいのエビデンスはあるんだろう。でも、しょせん、油は、油。これ食べたら健康になると淡い夢を見ていたところに、発がん性。問題はすり違えられて、裏切られた~となるわけよ。消費者も冷静な判断力を持つ必要があるけど、企業はもっと考えて。

ほんと、イメージばかりふくらませるコミュニケーションってどうかと思う。トクホを扱う大企業の皆様、ぜひ、リーダーシップをとって、考えていってほしい。


<<文章とは関係ないけど、白山神社にいたネコ。丸くなったまま、じっと動かないのが可愛い!>>

2009年11月15日

マイクロビジネスの時代へ

自宅の近くに、鳥越おかず横丁という、寂れた商店街がある。このあたりは、帽子や靴下など昔で言う洋品の職人さんがたくさん住んでいたらしく、その昔は、おせやおせやの大にぎわいだったいう。今は、八百屋、魚屋、肉屋がぽつんぽつんとあるくらいで、私も港屋のかき氷か、いわたの大学芋くらいしか利用しない。

その横町に、最近小さい居酒屋がいくつかできていて、ここもその一つ。上を見上げれば、洗濯物が干してあるという世界・。営業時間も17時半から22時と控え目。自宅が店だから家賃もかからず、そこそこ売上が上がればいいのだろう。


こういう地域密着の店が、あちこちにできている。でも、今のところ、経営もオペレーションもど素人って感じのところが多数。この写真の店だって、ポストにチラシが入ってたけど、チラシを発見して、ちょっと行ってみようかなと思ったら、定休日だったし、そのタイミング、ちょっと教えてあげたい。

自宅の階下でで、いいんだけど、衛生面はちゃんとしているのか。それも心配になる。年寄りばかりになって、皆近くの店に集まるような時代になるだろう。そんなとき、こういうマイクロビジネスは悪くない。
でも、こういう素人経営者をサポートするしくみも必要だ。

2009年11月17日

松丸本舗

本が売れない、というけれど、結構休日の本屋さんはレジにも列ができている。簡単に情報が入ってくる時代ゆえに、本の重みは増すように思う。

丸の内の丸善に、大売れ、松岡正剛さん監修の売り場ができた。その本の見せ方や並び方もおもしろい。タイトルやジャンルだけでは、つながらないであろう本と本を結び付けていくのは、おもしろい。でも、あまりの数の多さに圧倒され、私はそそくさ退散。

あまりにお仕着せぽくて、読めと言われている感じがどうもいや。本って、あの広い空間で、検索マシーンではなく自分で探す楽しみもある。そこまでご丁寧にご案内されたくない。私は、あまのじゃくでございます。

2009年11月18日

おやじvs学生 ガチンコ!勝負

外食関係の気楽な勉強会は、例年11月に大学生によるパネルディスカッションをやっている。今年は、うちのゼミ生を出させてもらい、昨夜は、盛り上がった。(おやじとおばさんだけか・・、2次会・・)

就職先としては、外食やホテルは、最低クラスにランクされる。3Kという言葉は、今でも生きている。でも、学生たちの話を聞くと、どうもバイトで、現実を知ってる業界が外食やホテルだということだ。他の世界に行ったらもっと厳しいぞ、とも思う。

でも、学生たちの言っていることは事実。よほどの高い技術で付加価値の付けられる高級路線か、中途半端なサービスと商品で低価格と効率化を追及する路線の二局しかない。どっちにいくのか、腕に技術をつけないなら、頭に技術をつけるしかない。どちらにもつけない人は、3Kに甘んじるしかないことは確かだ。

それよりも、非正規雇用の労働力に依存してビジネスが成り立っている自体には問題がないのか。
このあたりも大きな転換期に来ているのかもしれない。

2009年11月23日

神田めちゃ安めぐり

三連休の神田は、めっちゃくちゃ寂しい。昼間だって、もうひとつ盛り上がらない街になってしまった。だからこそ、家賃も下がって、いろいろな店が出店しやすい地域となっている。

で、駅前の鳥貴族に行ってみる。鳥貴族は、大阪発のチェーンで、飲みもの、食べ物ぜーんぶ280円という低価格居酒屋、現在150店舗ほどだが、1000店の出店を目指しているという。

特別おいしいわけではないが、ボリュームあり、安い。固形燃料で炊き上げる釜めしだって、280円。
おコゲができて、これはなかなかの値打ち。三人で気持ち悪いくらい食べて4410円!と思ったら、神田駅前は、激安居酒屋ばかり。


さらに、隣のバーガーキングでアイスでもと思ったら、なんとこちらも、たった100円。ほんまデフレなのか、企業努力なのか、、、ちょっと悲しくなる、休日の神田界隈。

2009年11月28日

めっちゃ売り上げる直売所

今日から来週にかけて、ewomanの円卓会議で議長をやっている。テーマは、「農産物の直売所」。
昨日、岐阜に行く用事があって、ついでに、年間40億の売上があるという繁盛直売所、JA知多がやっている「げんきの郷」を見てきた。

ちょうど、農産物の品評会をやっていて、ほんと立派な白菜や里芋・・・が並んでいる。こういうのを見ると、やはりプロの技と、農業の技術って、なかなかすごいなあ・・と思う。平日なのに400台も入る駐車場がそこそこ埋まっている。

広ーい直売所には、野菜あり、肉、魚あり、パン屋さんもある。お風呂もあって、一大レジャーセンターのような施設。ちょうど、このあたりは、病院はじめ健康モノの施設が集まっていて、そこを利用する人がついでに寄って行くという利用もあるようだ。

名古屋市内からも車で30分程度だそうで、そのあたりからも休日はやってくるのだろう。

新鮮さと楽しさの詰まった直売所、さて、みんなどんな使い方をしているのか、楽しみだ。
お手すきの方は、ewoman円卓会議へどうぞ。

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