« 2012年03月 | メイン | 2012年05月 »

2012年04月 アーカイブ

2012年04月02日

ブータンの危機、ルピーがないっ!

 昨年の9月以来のブータン。たった半年経過しただけなのに、えらい変わりようである。季節のせいもあるかもしれないが、建設ブームは激化。車はヒュンダイが多数派に(あまり関係ないか)。

 なんといっても、ここ数週間前から、ブータンの通貨であるニュルタムがルピーとの交換ができないという状況が続いているらしい。ブータンは、ほとんどをインドからの輸入品に頼っている。食料、ガソリン、生活用品もろもろだ。


<首都ティンプーの町に最近できた8-11スーパー。売っているのはほとんどインド米>

 となると、結構大変な事態である。ブータン内にいるインド人が銀行に押し寄せ、取り付け騒ぎ。子供をインドに留学に出している親は送金できず・・。なんといっても、主要なものが買えないのだから、かなり危機的な状況である。

 とにかく、家や車、そしてケータイまでも借金して買ってしまうブータン人の浪費、また政府の金の使い過ぎという話もある、中国人観光客をたくさん入れてインドの怒りをかったというウワサもある。

 ともあれ、半年前より町は荒れている感じ。警察官も多く見かけた。お祭りの前だったからかな。
GNHはどこへ行く?

2012年04月07日

ご近所、朝型、お値打ちがキーワード

 久しぶりにスイーツ・デリ研究会を開催。テーマは、ご近所ベーカリー&カフェだ。あちこちで(まあおしゃれといわれるエリアに限られるが)、ベーカリーカフェが結構繁盛している。

 若い経営者がやっていること、2番立地で家賃もアホほど高くないこと、ご近所相手で適度な商売をしていること、そして朝早いことである。


 私ら以上の世代と違って、ギラギラしてない、利益よりも自分の心地よさを求める若い世代が新しいビジネスをつくっていく、そこからコミュニティやまちが生まれている機会が多いように感じる。

 情報のシャワーを浴び物欲に目覚めたブータン人のGNHより、日本の若者のほうが「足るを知る」ことをわかってるんちゃうか~と思う今日この頃。
 
 欲望のかたまりの我らは、食欲のまま、好奇心のまま、大食いを続けてます

2012年04月10日

大根1本からおせちまで 奈良のFRUXグループ 

 昨夜は勉強会で奈良のFRUXグループ黒田社長の話を伺う。先代が創業された青果仲卸事業から直販、また青果を加工してカット野菜や惣菜のキットなどの販売、またお弁当や惣菜の販売事業など、青果物を縦横無尽に価値をつけ、売りまくっておられる。
 
 海外視察も何度かご一緒したことがあるが、とにかくエネルギッシュ。やりたいことはすぐ形にする、勉強熱心、いつも学ぶ姿勢で、頭が下がる。

 問屋中抜き論、情報の時代、旅行業のように中抜いたら安くて早くて欲しい物が手に入る。しかし野菜や果物は生もの、そうはいかない。天候に大きく左右され、同じトマトでも品質が大きく変わる。求められるモノを、求められる価値で、求められるタイミングで。大変そうだが、商売の醍醐味も大きい。

 その醍醐味を楽しんで経営をしている(といったら怒られるかな)素敵な顔なのである。
と、写真を撮るのを忘れてしまいした。笑顔を拝みたい方は、2月に1回、奈良の本社で勉強会やっておられます。

2012年04月15日

世界に飛び出せ、新東名のサービスエリア

 昨日14日は、新東名の開業で、沼津駿河湾サービスエリアを見てきた。最近のサービスエリアは、もはや休憩所という域をでてショッピングモールのよう。中日本エリアでは、エクスパーサという名前で統一されているが、フードコートあり、農水産物の直売所あり、けっこう楽しめる。

 この新東名のサービスエリアでは、何か所か外からも出入りが可能になっていて、近隣の人も楽しめるようになっている。

 トイレもめっちゃきれいになって、旅も快適になる。ただ、残念なことにどこも同じ風景になってしまったこと。郊外のショッピングモールも、駅ナカも、出店する企業は東京に軸のある企業が多い。

 もうちょっと食傷気味感はぬぐえないところ。ほんでも、こういう道路のサービスは、絶対新興国でも必要とされる。ほんま、半日トイレを我慢なんていう国ばかりだ。

 こういうソフトをもっと世界に売り込んでいったらどうかな。

2012年04月25日

沸騰!研究費バブル。煽る前に反省を!

 ゼミで新聞回し読みというのをやっている。気になった記事をもってきて感じたことや考えたことをディスカッションし合うというもの。といっても学生の関心事はあさっての方向だし、読みも浅い。若いしアホやししょうがないとあきらめているが、紙でも電子媒体でも世の中の出来事に関心持ってほしい。家でも新聞取ってないという学生が半数ほどだからビックリする。

 今日はある学生が、地震怖いよ〜記事をもってきた。怖くて備えることをちゃんとやるならいいが、ほんと最近のメディアは、地震がくるぞ〜、危ないぞ〜、ばかり。アホか!
 私は、3.11の予測もできんかった地震学者の言うことなんか信じないもんね。

 反省もなく、危険をあおる。きっと地震業界は研究費バブルに沸いていることだろう。BSEの時も、環境ホルモンの時も...同じ。
 
 先日、PCBの処理をしている方の話を聞いた。行政主導で多大な税金を使ってPCBを処理しているらしいが、処理終了までえらい長い道のりらしい。諸外国はさっさと焼却して処分してしまっているらしいが、日本はカネミ油症事件などあり、PCB=猛毒!の世論があるためか、その世論を利用してか、えらいお金とエネルギーをかけてやっているという。

 これまたしかり。極端な例を出して世論を作り、税金が使われる構造。誰が悪いんか知らんけど、官僚と企業をたたくメディア、たたけばたたくほど、彼らは喜んでいるよ。

About 2012年04月

2012年04月にブログ「EATalk」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2012年03月です。

次のアーカイブは2012年05月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。