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2012年09月 アーカイブ

2012年09月12日

ルクセンブルクはやっぱりお金持ちだった!

 8月末から弾丸トラベラーと化していた。一人当たりGDP、世界一を誇るルクセンブルクの農業と食を訪ねる旅。同行した東京大のK島先生のオランダも見たいというわがままにこたえ、アムステルダムから入り、電車でベネルクス三国を弾丸トラベル。

 旧市街はこの通りだが、ケチのオランダ、美食のベルギーを経て、辿りついたルクセンブルクの第一印象は、車が高級車ばかりだということ。ポルシェにBMWは当たり前、上位クラスのメルセデス、マセラティに、フェラーリと続くこと、続くこと。
 
 何でも、ルクセンブルクは、車メーカーが先んじてテストマーケティングをするところらしい。それだけ車好きの国ということ。

 今はインド企業となってしまったアルセロールに代表される製鉄で豊かになり、今では、EUのウォール街と言われるほどの金融で国を盛り上げ、金融不安高まる昨今は、IT企業の誘致に頑張っている。
あのスカイプもルクセンブルクの企業だ。

 神奈川県ほどの面積に50万人の人口、小さな国が、頑張っていくためには、いろいろな努力が必要。ほんと、旧市街はこんなにのんびりした風景ではあるが、フランスやドイツなどの大国にしょっちゅう攻めてこられた壮絶な歴史が秘められている。

 ちょっとお休みしていましたので、ルクセンブルクについて綴っていきます。

2012年09月16日

人口あたりのミシュラン星の数も世界一

 ルクセンブルクは、ヨーロッパの中心に位置し、それゆえ何度も大国の侵略を受けてきた歴史がある。だからこそ、独自の文化を大切にしつつ、諸外国のよいところは吸収し、ということを繰り返してきたのであろう。まさに「いいとこどり」をしてきた印象を受ける。

 食についても、まさに「いいとこどり」をしている。人口50万人の国ながら13軒のミシュラン星獲得レストランがあるそうだ。人口の3分の1が外国人、150もの人種が住む国で、様々な舌や文化に鍛えられてきている。 製鉄業のために移民としてきたポルトガル人も多く、その影響もあるのかな、と想像したりする。

ご案内いただいたシャトー・ブリングリンスターも星レストラン。古城の中にあって素敵!ここはお手軽価格と星価格の二つがあって、中央にキッチンを配して、入口が二つある。

 もちろんお手軽価格(といっても料理はすばらしく、ボリュームがすごい!)のコースをルクセンブルクワインといただく。

 スモークの香りをとじこめたたまごの料理。うーん、モダニストキュイジ~~~~ん。

2012年09月18日

ルクセンブルクの農業はなんか日本に似てるな~

 ルクセンブルクでは、牛の肥育農家と養蜂家を訪問した。養蜂家のおじさんは、なんとものんびりしたもの。こんな素敵なところで養蜂をやっている。(実は、養蜂を目指している私、たまらんうらやましい!)

 はちみつ採りの季節は終わったというのに、大学生になったばかりという息子さんも出てきてくれて
あれこれ話を聞かせてくれた。しかし、息子は、「オヤジの仕事なんて継がねえよ」と言っている。

 肥育農家のお兄ちゃん、半分は会社勤め(といっても家畜の肥料の関係の仕事らしい)で親父と一緒に農業をやっているという。ルクセンブルク市内から車で15分くらいのところに広がる牧場風景。とっても
素敵だけど、このイケメンアラサーに嫁は来ないと言っていた。ええ!だれか日本からどうだ?!

 農業は利潤の低い産業。もちろんEUの直接支払いなどもあるが、やはり厳しいようだ。特に、農業大国に囲まれたルクセンブルク、森林も多くて、土地も拡大しにくく、景観上の規制もいろいろあるらしい。

 なんとも日本の農業に似ているな~と感じたけど、飛行機から見る風景は、やはり日本の農地は、ほんまバラバラやなと、ルクセンブルク、特にオランダとみて、改めて感じた次第。

2012年09月19日

新東名サービスエリアとアグリ合宿 2012ゼミ合宿

 今年のゼミは、サービスエリアがテーマ。合宿は、話題の新東名のSAを巡り、長野へアグリ合宿。

SAの開発担当者がバスに同乗してのガイド付きの豪華バスツアー。業界人向けなら10万円はとれる、値打ちあるツアーだ。学生にはもったいない。
 

 さらにさらに、エリアで止まるたびに、実務家が登場する。清水PAからご一緒してくださったのは、SAでもラーメン店を経営する「らーめん大山」のK社長。駿河湾SAでは、富士急の方からリサ&ガスパールのバックを一人ずつ進呈されて、大感激です。

 ほんと、皆さんに支えられてこのゼミはあるのよ。素晴らしい人たち、感謝です!
 

2012年09月20日

長野~徳島 若い世代の生き方

 ゼミ合宿に続き、徳島勝浦町へ行って来た。4年のゼミ生が昨夏に続きインターンシップをしている。田舎が気に入って、すっかり地元にとけ込んでいる。若いお兄ちゃんは大事にされるのだ。こうやって何もない町の観光マップを作ったりして頑張っている。

 で、卒業したら田舎暮らしを希望している。ゼミ合宿中にも近くの若手農業者のところに研修に来ていた東京農大生たちも農業をしたいと言っていた。

 普通に従来通りの農業をやっていたら生活は大変だ。一人二人なら生活できるが、子供を育てるとなると・・と考えてしまうが、これは我々世代の価値観であって、彼らは違うらしい。農業、田舎ブームも背景にあるが、そんなブームとは違うような気もする。

 大企業に入ったところで、明日はどうなるかわからない。ネットのおかげで都市に住む意義も特別かくなってくる。となると、田舎暮らしも選択肢のひとつとなってもおかしくない。

 昨夜は大学の同級生たちと飲んでいた。経済成長のしっぽにつかまっていった私たちの世代とは、
明らかに違う若い世代の価値観。これからの社会は、不安な一方で楽しみだ。

2012年09月21日

美味!ルクセンブルク

 ルクセンブルクは、モーゼル川沿いに広がる斜面でできるぶどう畑がすばらしい。白ワインが有名。
甘ったるいのではなく、フルーティかつすっきりしたもので、私は大好き。

 そして、スイーツもなかなかいい。このクッキー、12ユーロくらいだったと思うけど、チョコレートとバターがめちゃくちゃうまい感じ。私はこういう焼き菓子が大好きなのだ。ただし、おいしいのに限る。
 王室御用達というoberweis という店のもの。すべて手づくりで、量産できず、近隣の国にも販売していないという。

 パリに出しても、競争が厳しくしんどいんだろうな。カーゴが、石川県の小松へ週何便か飛んでいるらしいので、今後に期待。

 牧草地帯が広がるのどかな田園地帯、しかし、大国に挟まれ農業や食品工業は難しい。人件費も高そうだしね。少し日本と似ている状況。いっそアジアあたりをマーケットにしたら、どうなのかな、、、

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