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日本辺境論

「日本辺境論」は、ちょっと斜めった見方が素敵な内田樹さんの新刊。先週末本屋で買ってきて、積んだまま。
「ガラパゴス」論もしかり、改めて、日本の社会の横並びを思う。

3年生のゼミでは、米国の食産業ニュースを毎週1つ学生に読んでもらっている。何かしら、社会動向を反映したものと結構知恵を絞っている。昨日は、H君にマクドナルドにおけるダイバーシティについての記事を読んでもらった。diversity にあたる日本語というと、多様化。となると、なんのこっちゃわからず、とても苦労していたようだ。

そら、日本にいたら、ほとんど日本人だらけ。言葉って、実際にそれを体感できないと、なかなか理解しくい。

その記事によると、マクドナルドができた50年代、もちろん経営陣含め従業員は、ほとんどが白人男性のみ。女性は、マクドナルドで許されなかったという。あれから、うん十年、大統領も黒人になったけど、米国の社会は、確かにダイバーシティ豊かだ。

それに比べて、日本。未だ食品業界に、女性の管理職は少なく、会合に出てもまっくろなおじさんだらけ。いろいろな分野においつても、女性の活躍具合は、OECD諸国でも後ろの方。先日、日経の記者に話を聞く機会があったが、日本における女性の登用は、アラブ諸国並みだそうだ。

この凝り固まった日本も、もっと多様な人が活躍できるようになれば、もっとましな社会になっているように思う。

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2009年12月15日 22:13に投稿されたエントリーのページです。

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