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郊外・地方に着目

日銀の追加利上げ決定で、我々庶民の関心事は、やはり住宅ローン。
タイミング良く、日経MJでは、金利上げで、購入可能の不動産物件が、都心より遠ざかるという、えらく現実的な図が掲載されている。

都心に住むのは、便利なことこの上ないし、ちょっとばかし、かっこいい。
それに比べて、郊外に住むのは、不便でかっこ悪い。でも、その風潮が、ここ数年で変わりつつある。

大型ショッピングモールの開発も盛んでもあり、外食や中食のビジネスは、郊外、また地方がおもしろくなっている。都心で大きくのしかかる家賃や人件費の負担が少なくて済む分、
浮いたコストで、食材や空間、あるいはサービスにコストをかけて、おもしろい店づくりができる。

郊外ショッピングモール、駅など中心に、業績を伸ばしているクリエイト・レストランツは、表参道のエチカのような一等立地にも出店しているが、多くは、郊外、地方の人が集まる立地に出店。その立地選定が心憎い。

1999年にレストラン事業を開始して、あっという間に226店舗を構え、売上規模は268億円に上る(2006.2月決算時)。その成長の理由は、様々な立地に、立地に応じた業態開発を細かに行う、マルチコンセプト・マルチロケーション戦略にある。

自然食やスイーツのバイキングあり、おしゃれなダイニングバーありと、柔軟な姿勢は、まさに新世代の外食経営という感じ。もちろん、資金を集める力がベースにあるはずだけど。

同じお金を集めても、M&Aで膨らむだけ膨らんで、にっちもさっちも行かなくなった企業がたくさんあるなかで、注目株のひとつだ。

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2007年02月21日 20:12に投稿されたエントリーのページです。

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