ヒロタのシュークリームって、神戸発。元町商店街にあって、ピアノの発表会といえば、なぜかお土産はヒロタのシュークリーム。昔は、リキュールスポンジという商品があって、甘いリキュールをしみこませたスポンジは、ちょっと大人の味で、あの頃は、めっちゃ美味しかった。(シリーズ、昭和の食!)なんでも、ケニア産のマカダミアナッツのシュークリーム、売上の一部をケニアの植林活動に寄付するというキャンペーンをやっている。あんな小さいシュークリームから、遠く離れたアフリカの大地の緑化へと貢献できるのだから、すごい。自分が食べたシュークリームの先のことまで考える人はどれくらいいるだろう、まっ、プレゼントがついてくるとか、おいしいそうとかで購入を決める人がほとんどだろう。
最近は、中身より、うんちく(情報)で、売る時代。そのうんちくのキーワードにロハスやCSRっぽい要素が入ってくる。きれいな言葉で売って行くのは、もう、そろそろしんどい。自分も、心地よい言葉や、きれいな写真やパンフレットをつくったりしている張本人なんだけど、素直においしい、ものを食べたいし、伝えたい。リキュールスポンジ、食べたいなあ。