高島屋で「服部幸應の食卓フェア」。そこで、知人が、高品質野菜のコーナーあり、セミナーもやっていると、『科学でわかった野菜のなんとか」がテーマとのことで、出かけてみた。茨城の有名生産者の話もあったが、バランスのよい野菜、硝酸態窒素量、抗酸化作用・・・だから安全、だからこれを食べて長生きして、とか。途中、なぜかぶっ飛んでしまう。
確かに、土をつくり、土の分析もし、すばらしいことをやっているのだろう。でも、おじさん、同業者の悪口はやめよう。聞いていて、耳をふさぎたくなった。
デパートの限られた時間では、断片的な話しか出来ないのだろう。しゃべらせる方も問題。
高品質野菜、一部のお金持ちのためにあってもいいけど、今頃、そんな話はやめてよ、と思う。最近スーパーに並んでいる野菜の高いこと、高いこと。普通につくって、安定的に供給ができれば、それが一番。(普通とは何か??それが難しいところだけど)
中国産餃子事件以来、メーカー、流通業、外食産業が、国産モノを買い集めている。もともとそんなに生産量がない。そして、消費者も、「国産、国産」の大合唱。ホンマ、足もと、もう一回見直してほしい。
有機とか、なんとか、いろいろあるけど、農家もしんどいことしなくても経営が成り立ち、私たちにも安定して供給される、そんな農薬だって、ひょっとしたらGMの栽培だって必要だ。
食べ物がなくなって、はじめて気がつくのかなあ〜。