私たちの行っていた期間、インド女性がレイプされ、結局シンガポールの病院まで移送されたがなくなってしまうという事件があった。新聞を見てもそんな記事ばかり。まだまだ女性は社会的にも抑圧された存在でもあるようで、そんな事件が絶えないようだ。
犠牲者や女性の権利を求めて、インド門から議会へと続く広場(これがまた広くて長い)を若者たちが、デモをしていた。若い人が多い、東京で大学生を全部集めてもこれだけの数にはならないくらいの若者の数。思わず、人口ピラミッドが頭に浮かんだ。若い世代が多く、皆自分の意思を表示する、なんとも活力のある社会と見える。
しかし、その反面、民主主義が強すぎて、都市の開発が進まないとも聞く。ニューデリーの中心地は、旧態然としている、もちろん、牛を追いやり、貧困層も追い出したそうであるが、なかなか、住民の主張が強いために、大きな変化をさせることが難しいともきく。
というわけで、郊外が、どんどん発展している。グルガオンほか4つの衛星都市があるらしいが、その土地の価格はどんどん高騰していると、一緒にいった東大院生のS君が丁寧に教えてくれた。
グルガオンは空港から近くて便利、ここに宿泊したが、とてもインドとは思えない雰囲気。マックもあれば、ドミノもある、こうやって、都市ができてくるんだと、実感。