「モスバーガーとマック、どっちが好き?」という質問。あちこちの大学で教鞭をとっておられる某先生によれば、学生は、皆モスと答えるが、実際に行くのはマックだとのこと。
注文してからつくってくれるし、契約した農場から野菜を仕入れているらしいし、最近では、パッケージなどでも、環境面に配慮した姿勢を示しているモスバーガー。商品だけでなく、緑や木目を基調とした内装など、雰囲気もいいが、経営数値上は難しいようだ。
モスの3月末今期業績、中間決算発表時の予想より下方修正の発表がされていた。売上が590億円(前期比1%増)、純利益は2億円(前期利益は11億)。客数が落ち込んだで既存店の売上(2月末までの通年で5%ダウン)が低迷したことが原因のようだ。
かたや、マックは、100円マックやメガマックなどの新商品の投入し、客数アップ、売上増とここにきて大躍進。NTTドコモとe-マーケティグの会社の設立するなど、元Mac(PCの)社長らしくITにも明るい。また、最近では、直営店をFC化していく方針など打ち出し、ぐいぐいかっこいい。
企業価値は、数値だけでは計れない部分もあり、どっちに軍配が上がるのかわからない。でも、先日食べたモスの「匠味」(580円)、凝りすぎたパッケージにちょっと疲れてしまった。冒頭の質問、最近では、学生も、「マックが好き、マックへ行く」という方向に変わっているかもれない。