全米レストラン協会のメルマガに、オークランドにできたホールフーズのことが書かれてた。
食事ができるスペース付きの大型店で、全種類を食べようと思ったら、毎日行っても2、3ヶ月でも足りんというくらいの品揃えらしい。ホールフーズのみならず、セーフウェイ、ドラ(ラとレの間だよ)ガーズの名前をも掲載されていた。5月に行ったNY郊外のウェグマンズの2階のスペースは、ゆったりと食事ができる。こんな場所なら、スーパーの惣菜だって、寂しくない。1食でだいたい6ドルくらい、
24ドルあれば、家に持ち帰って、3人分の立派なコース料理が楽しめるという。このお手軽さ、そして、健康、新鮮さ、プラス、自分の食べたいものを、食べたい量だけ食べられるというところが、なによりもウケているという。外食にいけば、チップはとられるし、高いし、待たされるし、ええことない、絶対、マーケットはこっちに向いているという。とにかく、スーパーは、主婦の時間、調理にかかるめんどうな時間を省いてやっているという、そう、モノでなく、サービスでもなく、時間、この貴重なものを創造してくれているのは、何よりも有り難い。どのみち、日本のスーパーもこういう形態になるだろうなあ。
調理をしなくなる訳ではない、こういう惣菜を参考に、また家でも同じものをつくれるような工夫もある、カット野菜、すでに味付けされた肉、魚、というように、ウェグマンズは、客のニーズに合わせ、加工度の異なるものを提供している。今日は時間がないから、すぐ食べられるもの、今日は、家でパーティをするから、串に刺したバーベキューセットを買って、家のオーブンで焼こう、なんて具合だ。
また、料理教室を併設するスーパーも増えている、写真は、マンハッタンのバワリーST.にできたホールフーズ、ウッディなつくりのクッキングスクールで、主婦の間では、話題になっているという。「調理が楽しい!」と思えるスーパーが、日本にはまだないなあ。