わかりにくいと評判だった食事バランスガイド。2005年夏だったけ、２年経過後、テレビコマーシャルも流れ、それなりに認知度も上がっているようだ。最近は、総菜店、スーパー、外食、あちこちで掲示され、コマが、免罪符のよう。アメリカは、NY。外食のカロリー表示がいろいろな論争を呼んでいるようだ。
NY市内の全レストランで、カロリー表示をせよと、しかも、価格と同じ大きさの字で、との当局からのおふれ。が、業界団体が反発して、裁判沙汰に。表示の義務なしとしたけど、数日前のNYタイムズには、市内で15店舗以上を運営する、あるいは、国内でそれ以上の店舗を有するチェーン店は、カロリー表示が義務づけられそうだと掲載されている。
市内の飲食店2万3千店（めっちゃ多い！）のうち、１割くらいが、この規制に該当するそうだが、主にファーストフードチェーンということ。肥満と糖尿病、これは、どうにかせなあかんと、苦肉の策。どうなっていくのか、楽しみだ。
記事の中に、おもしろい調査結果が出ていた。行政の健康機関（厚労省みたいもん、それとも保健局、よくわからんけど）がやったもの。ドミノピザ、タコベルに行く客で、ウェブサイト等で、カロリー情報をチェックした人は、３％。一方、サブウェイ（あちらでは、ヘルシーサンドだ）に来てる客の、なんと31％が、カロリーをチェックしていると。同社は、
レジ脇にカロリーを掲示しているそうだ。だいたい634kcalを摂取、カロリー表示をみない人に比べて、50kcal低いとのこと。まあ、もともとヘルシーコンシャスな客が多いのであって、カロリー表示を見たからではないんだろうけど、結構おもしろい。
日本のお役所も、現実離れした食事バランスでなく、もっと現実食生活にそったこと、考えて欲しいもの。