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企業の情報とテレビのニュース、信頼するのはどっち?

今日は、食の情報を伝える、ということで、うれしいことと、気分を害することがあった。
うれしいこととは、私のつまらない研究に、ある外食企業の方が、ご協力下さったこと。消費者への情報開示がテーマ。企業と消費者とは、なかなか直接対話することはない。実際に、一度、そんなことやってみたらどうだろうかと、消費者に企業の取り組みを話してみて、とお願いした。

こんな風潮の中、消費者の総スカンをくらうかもしれないリスクを押して、いとも簡単にお引受け頂き、涙が出るほどうれしかった。そして、今日、実際に企業と消費者と対面。
溝は深いけど、少しくらいは、両者の距離が縮まったように感じた。(とひとり合点かな?)
でも、とても小さな集まりで、世を動かすものには到底なり得ない。広めるための手法が必要だ。


<<アメリカJambaJuice 店頭に百科事典のようなメニュー説明、1メニュー1ページ 見てるのかな?>>

激怒したのは、日本テレビのニュースゼロとかいう番組の制作部からの電話。今、ewomanで外食のカロリー表示をテーマにサーベイしているのを、ネットでみたんだろう。

いきなり、自分の聞きたいことを話しだす。なんやコイツ。アメリカでカロリー表示が義務づけられた(ホンマか?確かめたんか?ソースはどこ??)。でなんで日本でやらへんのか?とか、
マクドナルドでもやってへんという。表示に金がかかるから、やらへんのちゃうか?といろいろ尋ねる。

マクドナルドは店頭でやってないけど、ちゃんと開示している。私は、企業の広報でないし、そんなこと答えられんと。それに、お前の取材の目的も明かさず、いきなり電話かけてきて答えられん、と電話を切った。

テレビのニュースという立場から、なんでも話が聞けると思たら大間違い。でも、他にいくらでも、また根も葉もないことしゃべる奴がいて、それなりにニュースが出来上がるのだろう。
テレビのニュースって、こんな低い次元で制作されている。悲しいかな、それでも、多くの人の、ニュースへの信頼性は高い。

企業の情報より、テレビのニュースの方が信頼性が高いというのは、いろいろなデータが出ている。結局は、お客さんと企業の関係、それは、店という接点があるけど、小さな積み重ねを築くしかないのかなあ。ああ、難しい

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コメント (2)

michi:

あれー、粟田口さん、マスコミのみならず、どこの分野にも専門家がいない。細分化しすぎていることもあると思います。が、悪者・良者の一刀両断的、幼稚な発想を脱却しないと道は開けませんね。

ブログ拝見しました。桜がきれいですね。また拝見いたします。

道畑さん。
マスコミとの接し方について、とても参考になります。
この手の上から見下ろす取材方法にマスコミの勘違いが見えます。答えを誘導するようなところも問題ですね。
すごく考えさせられます。
ところで私もブログ始めました。

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2008年04月17日 15:37に投稿されたエントリーのページです。

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