京都錦にあるかね松で、「ツタンカーメンの豆」発見。紫色の莢のエンドウ豆。はじめて知ったが、ネットで検索すると、家庭園芸家の間では、結構な評判のよう。
莢は紫色だけど、豆は緑。でも、豆ご飯にすると、ごはんがピンク色に染まって赤飯のようになるらしい。(炊きあがり後数時間保温が必要)せっかちな私は、すぐにおにぎりにしてしまい、いつもの豆ご飯と変わりない。こんな新種野菜は、楽しい。
育種技術の発達のおかげで、いろいろな農作物が改良、開発されている。けど、まったく裏方の仕事で、表には出て来ない。育てられ、出荷され、商品化に至るには、大変な作業だし、いろいろな人が関わっている。
目に見えない改良だけど、毎年ごとに、いろいろな知恵が詰まっているはずの野菜。かね松で売っている京野菜だって、伝統野菜とはいえ、昔のままのタネではないはず。こういうことを伝えるのが、八百屋のひとつの仕事。伝道師たる気概を、スーパーのバイヤーにも持ってほしいところ。