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トスカーナのビオに酔い、農業を考える

 ボン・ジョルノ!イタリアはトスカーナに来ています。今日は、ビオ(オーガニック)ワインの農家を訪ねる。1980年からビオワインをつくり始めたというMarcoさん。話し出したら止まらんイケメンイタリア男子。ぶどうは、農薬を使わないためのいろいろな工夫、土はもちろん、鶏を放し飼いにして害虫を捕る、バラを植えてカビ(オイデオと言ってた、フィロキセラだっけ?のことかな)を察知する、生物農薬(フェロモンを利用したトラップ)を利用する、等々。

 10haの農地をビオぶどうで埋め尽くし、家族で頑張っている様は、なかなかいい。でも、苦労してつくったワインも慣行のものとそう価格は変わらないのがつらいところと言う。

ここで購入したワイン(ランブルスコ)は、ワインコンクールで銀賞を受賞した優れもの、本当においしかったが、1本5ユーロ)。 どこも農業やるのは大変だ。EUからの補助金も1haあたり1600ユーロが出るそうだが、今年限りかも、と不安そう。

 イタリアの一見豊かなそうな国土でさえ、農業は、割にあわない仕事。日本の国土、農地は、置かれた状況は、いいものではない。政策のみならず、一層のエネルギーが必要だなあと、帰ったらもうちょっと勉強しようと。。でも、おいしいワインと生ハムで酔っ払うイタリアの日々。

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コメント (1)

玉村豊男氏の書籍を読んだら、土地以外でワイナリーの初期投資4000万とのこと。
イタリアのイケメン風は似ているが・・・・

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2008年06月13日 10:01に投稿されたエントリーのページです。

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