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クリスマスイブ、紀ノ国屋のトイレに泣く

クリスマスは、なぜかチキンとケーキ。うまく仕組まれたマーケティング戦略、脈々と流れ、今や日本人の遺伝子に染み付いている。昨夜会ったアリゾナ出身のアメリカ人は、チキンも食べないし、クリスマスケーキもない、クリスマスは、ママのパンプキンパイと言っていた。

KFCには列をなし、デパ地下にも列ができている。秋にリニューアルになった紀ノ国屋を覗いていてみたら、まあ華やかなこと。ふと、トイレを借りたら、もはや、ここには、男女兼用、小さなトイレがひとつあるだけなことを発見。ありし日の紀ノ国屋のトイレをご存知だろうか?

そこは、トイレというよりパウダールーム。そこまで言うと言い過ぎだが、白い布カバーの掛かったソファが置いてあって、お花も飾ってあった。トイレ番の女性が一人いたように記憶している。特に、キラキラという訳ではないが、なんとなく、紀ノ国屋らしい雰囲気がトイレにもあった。

ここまで顧客にサービスしている余裕はないのは当たり前。ひとつの時代が終わったのだと、
ちょっと寂しい、グスッとトイレで涙するのであった。

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2008年12月24日 08:34に投稿されたエントリーのページです。

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