100年に一度の不況と言われているけれど、コンビニ業界は好調だ。タスポ効果もあって、昨年度の既存店売上は前年比4.5%増と9年ぶりに増加に転じ(日本フランチャイズチェーン協会)、百貨店の売上を抜いたと話題になった。
ローソンは、100円惣菜を売り出すらしいが、すでに99ローソンで実施済み。各社値下げ合戦、PB商品と安売りは続く。はあ~、これもしんどい戦いだな。
アメリカでも、コンビニは調子がいいそうだ。 National Association of Convenience Stores によれば、
昨年度の売上は、8.1%増と6241億ドルの総売上だそうだ。日本のコンビニ売上が7兆8566億円と言うから、約10倍弱の市場だ。といっても、このうちの4502億ドルがガソリンの売上、残りの1739億ドルがそれ以外の売上で、人口あたりで見れば、日本人がコンビニを利用している額の方が多い。
ガソリン価格の乱高下など、たまたまプラスに転じただけと、実は、ここ12年、コンビニ市場は縮小の傾向。しかし、ファーストフードの部門は成長分野だそうだ。
コンビニの生き残り、おいしい、安い、また出来たて、何で差別化を図っていくのか、いずれにしてもフードがカギになりそうだ。