八ヶ岳へとある用がありでかけた。その昔、セゾングループが開発した別荘地。目白にあった徳川家のお屋敷を移築したり、贅沢な音楽堂など、巨額のお金がかかったであろうという施設、その周りの緑や景色は、素晴らしいもの。もはや、こんな贅沢を尽くせることは、日本にはないかもと、最近の節約志向を嘆く私は、まさにバブル世代。バブル時期に、セゾングループに入社した。
ここを開発した堤清二さんは、今や実業家よりも辻井喬さんで文筆業の方で活躍されている。が、最近、堤清二名で、下流社会」で有名になった、これまたセゾン出身の三浦展さんとの対談を、「無印にっぽん」というタイトルで中公新書から出している。
両者とも、もち上げあって、古巣を互いに褒めあって、ちょっといやらしい対談だけど、私もセゾンの空気も味わったからには、なんとなく懐かしかったり、うんうんとうなずくこともある。
ビジネスとは、ちょっとしたことでうまくいったり、ポシャったりする、時代の背景や、そのタイミングにも大きく左右される。まんざら、あの時うまくいかなかったことも、発想はよかったのになあ~、なんていうことがよくある。
かなりノスタルジックな思いも入っているんだけど、八ヶ岳は、ほんま、なかなかエエ感じ。というのも、お金がかかってこそだ。
節約志向では、なんにも残らん。ファストファッションもええけど、やっぱりお金のかかったブランドものは、名前だけというのもあるけど、結構エエよ。(なんていったら、今はダサいと言われるのだろう。)もうそんな時代は来ないのか、エコが文化となるのだろうか。
いや、再度キラキラを!と思うのは、おばちゃんの悲しい願いだろうか。うちのバカボンは、車離れのこの時代に、フェラーリをこよなく愛する中学生男子。こういう夢がなくっちゃね。私もフェラーリには、乗りたいわ。バブルジュニアの時代、また輝くよ~!