(財)食の安心安全財団(前・外食産業総合調査研究センター)が、「東北地方太平洋沖地震と風評被害の防止」と題したメディア懇親会を開催した。地震前にはリスクコミュニケーションのテーマを予定していたところを、急きょテーマを変更しての開催。メディアやいろいろな関係者があつまり、3百名くらい集まってただろうか。
原子力の専門家と放射能の専門家による解説と質疑応答というプログラムだったけど、どうも消化不良だった感あり。短かい時間しかないし、当然と言えば当然だけど、結局、「風評被害は時間が解決する」と締められたら、なんのために集まってんの~、とチョイがっくり。リスクコミュニケーションは難しい。
結局、政治家や官僚であろうが、学者であろうが、上から「大丈夫」と言われたら、とても共感は得られない。今回の地震では、twitterや掲示板などが活躍した。同様に、風評被害も、こういったネットワークが貢献するのではないかと期待する。