今回の旅は研究目的。与えられた使命があるのだが、やっぱり私の中のテーマは、地域。
フードデザートは、ewomanの円卓会議でも買い物難民のことを取り上げたことがあったが、食の沙漠のこと。言葉の発祥はイギリスだが、イギリスでもアメリカでも日本でも、食品を買うところといえば、多くは大型スーパー。地方に行けば、昔ながらの食料品店がなくなり、大型スーパーしかないようなところはたくさんある。
車を持てない貧困層、あるいは高齢者は、まさに買い物難民。サンフランシスコからベイブリッジを渡ったところにあるオークランドは、中心部はきれいな町。ここにあるWhole Foods Market は、こんなにおしゃれだ。皆ヘルシーで高価な食品を買いに来ている。
が、その市内の西部に入ると、この様。建物は荒れてるし、昼から気持ち悪いようなお兄ちゃんたちがたむろしている。食料品と言えば、生鮮品がない食料品店しかない。マクドナルドでも、この町と幹線道路の接点くらいにやっと出店しているような場所だ。
同じ市内でエラい違い。
そこで、このすさんだ地区で、公園や遊休地を使って畑をやっているという二つのグループを訪ねたのだ。続きは、後から書きます〜。