夏休み最後は、福井県小浜市でのゼミ合宿。学生時代は、途中(峠)越えや朽木越えと車を走らせた懐かしいところ。
オバマ大統領選のときに「勝手にオバマを応援する活動」とか、NHKの朝ドラ「ちりとてちん」で全国区になった町だが、もっと有名なのは、全国でも珍しい、食育を条例に制定した町であること。
詰襟のおっさんが食育とかエラそうに言う前から、地元の食の文化を地元で大事にし、育んでいく。そんな活動である。市民主体の活動が積み上がり、おもしろい町になっている。
そのシンボル、小浜港に建つ食文化館は、食文化の紹介をするとともに、キッチンスタジオをもち、そこで赤ちゃんから高齢者まで、小浜の食文化を体験することができる。ちょうど中学生が、れんこ鯛をおろす実習をしていた。
幼稚園からやっているだけに、手つきが違う。あいさつもハキハキするし、しっかりしているし、見学している大学生のほうが幼くみえるほど。
この中学生たちが、毎日料理をやっているわけではない、地元産の食材を使った給食を食べてもカップラーメンやスナック菓子も食べているだろう。でも、自分の生まれ育った地域の文化を身につけているというのは、すごいこと(昔は当たり前なんやけど・・)。
我がゼミ生、魚を食べるのも箸づかいがど下手! 情けない。