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農業・水産業・流通 アーカイブ

2013年03月06日

6次産業化、できる生産者は、とっくの昔にやっている

 6次産業化、全国津々浦々、補助金ばらまき状態。売り先のない商品開発、そして、在庫の山があちこちにできていそうだ。

 そろそろ開業1年を迎えようという新東名のSA、落ち着いた感あるが、地元人気は変わらずだ。新東名のSA等にも食材や商品を出している生産者の方々を訪問した、おいしいソフトクリームでおなじみのいでぼくさんはじめ、生産者のおっちゃんたちは、自分のところの産品は、しゃべりだしたら止まらない人ばかり。うちが日本一、日本でほかにはやってない、というものばかりだ。
 

 TPP、農業部門では農協だけが反対しているが、できる生産者は、どんどん国を開けと言っている、黒船来ても怖くないし、自分たちは外へ出ていくチャンスが増えると。

 6次産業化、そんなもん、できる生産者はとっくの昔にやっている。彼らがまったく補助金をもらってないかといえばそうではないが、自分の足で、ほかにはないものを見つけ、進んでいる。

 こういう人たちをバックアップできる、大きな力にすることに、お金をかけた方がいいと思うけどなあ。

 

2013年02月18日

アイリスオーヤマにびっくり!

 世紀の投資家バフェットがハインツを買収なんてニュースが流れているが、非上場化して事業再編しちゃろということらしい。今の時代、ふつうのこと考えてたらあかんな。

 先日、スーパーマーケットトレードショーへ行ったけど、いつも同じ食品業界、目新しいものは皆無。
そのなかにあって、アイリスオーヤマ!なんで、ホームセンターやのに、なんで?と思ったら、自社開発のLEDを店舗用に、また鍋などの白物家電をアピールしている。

 ウエッジに記事が掲載されいていたが、もはやアイリスオーヤマは、小売業ではなく、メーカー、そして卸し業やっていうわけ。すごいっ。電機メーカーから技術者もいっぱいスカウトして、すっごいスピードで開発させているという。

 めっちゃおもしろい。しかし、この会場に来た食品業界、どれだけ気が付いてるんかな、特にメーカーは危機感もってるんかな。

2012年11月25日

全国みな同じ風景 

久しぶりの福岡。福岡は元気があって、食べ物がおいしいと期待はしてくる、たしかに楽しく美味しいが、何かが足りん。R博多駅は、えらくきれいになって阪急が入って、上層のほうはレストラン街、全国区ブランドだ、こうも画一化していくのかと感心する。名古屋駅、大阪駅、博多駅、皆同じだ。地元民にとっては、東京ブランドがやってきたというノリなんだろうけど、それでいいのかな。デベロッパーにはもうちょっと工夫が必要じゃなかろうか。

 土産物売り場も、こうやって県名を書かなわからんということよね。どれも買う気も見る気もしない。同じアプリケーションで作ったデザインに、画一的なソフト。これを動かす人もある種のマニュアルで動く。今やマンゴーが北海道でもできる時代。ここにしかないものをつくって売っていくというのはほんと難しい。もう一度原点にもどってみたらどうなのかな。

2012年10月29日

学生たちの収穫したお米を学食で販売します!

 長野県箕輪町でのゼミ合宿で収穫したお米を、来月13日(火)〜17日(土)に学食で販売をします。収穫したコシヒカリと箕輪直送のかぼちゃや青菜を使ったメニューを予定しています。学生たちが考案し、PR活動も進めていきます。自分で収穫したものが商品になり、人の口に入る。そして売上を得る、なかなかダイナミックな学びです。

お昼時はめちゃ混みですが、それ以外の時間は一般の人もどうぞ来店ください。営業時間は、11時から20時です。売上の一部は、少額ながら被災地へ寄付する予定です。
東洋大学白山キャンパス 6号館地下「結」

2012年06月03日

目利きが大事@金沢近江町市場

 仕事のような遊びのような北陸出張。富山、金沢と2日間。金沢のゴッドマザー(私の歳からだと、ゴッドシスター)の案内で、楽しい、おいしい旅。


 富山のます寿司、魚津の「魚づ寿司」という店、これは、よく売ってるあれとは似て非なるもの。これこそ、ますのすし!でございます。色つや、めっちゃうまい。今回のメンバー、全員があまり好きではないというが、バクバク食べる。

 さて、近江町市場で、いつも連れて行ってもらう「米崎」さん。あの弥助すしにも卸している魚屋だ。カニの季節はたまらん。今は貝!小さなバイ貝、煮つけにしようと購入。といろいろ考えていると、秘密兵器を出してきてくれた。毛ガニ!こんな立派なの見たことない。と思うと、やはりこれは料亭用と箱に入っているのは、全然違う!

 同じ種類でも、同じ浜で上がっても、ほんと違うんですな~。いやいや、目利きってほんと大事。中間流通業は、とかく「中抜き」とか言われがち。でもこういう目利きはほんと必要だ。イオンやヨーカドーのバイヤーがどれほど目利きかは、わからんけど・・・

2012年02月13日

石垣ピパーツ試食会

 1次産業を6次化する、1×2×3と算数みたいに簡単にはいかない。とはいえ、あちこちで成功事例もあるが、どこまでの規模にするかにもよる。

 石垣島での6次産業化事業に関わっている。塩、フルーツ、ハーブに野菜、いろいろな資源はあるが、今は、ishigaki natural seasoning と題し、ピパーツという香辛料をかたちにしようと試みている。

 今日は石垣から千葉県出身イケメンシェフが来てくれて、ピパーツ試食会。ロシア人も中国人も入り乱れ、あれこれと。ただ、栽培方法がまだ確立していない、安定供給を図ることがまず第一かな。

 でも夢あるプロジェクトで、こういうのは楽しい。しかし、売上あげて、儲かってなんぼでっかをきっちりつかんでおかないとね。

2012年02月06日

第6チャンネル

 昨年末座談会のコーディネーター役をさせてもらった6次産業化のポータルサイトともいうべき、第6チャンネル。愛知、山梨、北海道の6次産業化に頑張っておられる女性3名の座談会ですが、冊子になりました。

 PDFでダウンロードできるそうです。興味ある方は、こちらのページの真ん中あたりからどうぞ。

 

2011年12月22日

6次産業化に取り組む女性たち

昨日は、6次産業化の情報サイト、第6チャンネルのための座談会。名古屋、北海道、山梨から6次産業化に取り組む女性3人の座談会でコーディネーターを努めた。

写真は、彼女たちの商品、6次産業だから、材料から手がけているということ。それだけに数は限定されるが、良い商品ばかりだ。さらに女性視点ゆえに、買い手側に立った商品開発やコミュニケーションにも心が配られる。

従来、どちらかと言えばおっさんの世界だった一次産業に、女性が入ると、商品だけでもこんんなに楽しくなる。農水省は、6次産業化を支援するファンドをつくるとか。どう運営するのか知らないけど、農水省の手のうちにある間は、コケる確立高し。さっさと民に委託してね。

2011年07月10日

遺伝子組み換え作物と有機農業

訳の監修をちょこっと手伝った Tomorrow's Table日本語訳が、丸善から出版された。遺伝子組み換え技術と有機農業を融合させたら・・という問いのなかから、それぞれの抱える将来性と課題について、論じている。


植物遺伝学者と有機農業生産者というご夫婦の日々の食生活や、その周りの人々との会話から、身近にある遺伝子組み換え技術について、また有機農業について、これらの農産物を使ったメニューのレシピなども交えながら、綴られる。

ともすれば、対立する技術ではあるが、共存する時代が来てもいいのでは、という視点はなかなか
おもしろい。ちょっと難しいけど、丸善からでてます。

訳は、京都府立大生命科学研究科の椎名先生、はじめ4名の皆さん。

2011年07月04日

ソーラークッキングでやんばる弁当

学生たちがSIFEで緊張しているのに対し、私は沖縄・名護で開催された国際文化学会野ワークショップに参加した。やんばる女性農業者の会の方による地元農畜海産物をつかった弁当開発とソーラークッキングのコラボだ。

弁当開発は、文教大学Y川先生の学生さんたち。皆一生懸命考えて、当日の食材の手配に始まる準備など頑張っていた。沖縄の食材は独特で、やんぱるの会のおかあさんたちから、食材の使い方やその効用などを教えてもらう。

<<こうやって反射板で光を集めて調理する>>

ソーラークッキングは、名桜大学の小川先生とユージン先生(二人はご夫婦)の担当。小川先生は、JICAの活動にも参加され、途上国でソーラークッキングを普及しているそうだ。料理だけでなく、水の殺菌など、衛生面でも生活水準の向上に貢献されている。

当日は、残念ながら時々雨もぱらつく曇り模様。しかし、いろいろ奥の手をつかって、できあがったのがこの通り。集まった先生方にも好評だった。

2011年06月08日

農業技術視点で農商工連携を学ぶ

 昨年講師をさせてもらった、農商工連携人材育成講座が、今年は東京での開催となる。ただし、9月は2泊3日の京都研修付きだ。

 京野菜や米について、品種改良などの農業技術や生産、流通・加工・販売など、6次産業化のさまざまな場面での専門家による講義、ロールプレイイングなどのプログラムで、これから6次産業化を進めようという生産者、農業を目指そうという若い人にはおススメ。

 プログラムは、京都府立大のページにも掲載されている。

 7月2日から土曜日に開催。9月までに5回とあとは京都での視察やセミナー。盛りだくさん。
 

2011年03月31日

日本産の農産物

週末シンガポールへ。金曜夜中に羽田を出て、火曜の早朝羽田に着くはずだった・・のが、深夜発昼前着の成田便に振り替えられてしまった。それでもマシなほうで、これを逃すと、仁川経由の成田着になるところだった。仁川から成田までは、乗務員が全員日本人に代わるそうだ。

海外での騒ぎようがスゴい。シンガポール大学では、日本出張は禁止、東京方面はトランジットも禁止、というおふれがでているそうだ。農産物も総すかんを食っている。今まで日本が中国はじめ諸外国に対してやってきたこと、そのまま返されているだけ。その立場になって、初めてやっと気がつくものだ。

日系の飲食店での店頭POP。東日本の食材は使ってませんよ~と。シンガポールは食料自給率は10%程度とか。スーパーにも産地表示は見かけないし、あまり気にしてないところでも、この有様。

2011年03月08日

ブルーツーリズム

農業体験などのグリーンツーリズムに対し、漁業体験を通じた観光をブルーツーリズムというらしい。4月からゼミに入る学生と、岩手県大船渡でわかめ採り体験、そして釜石では、グリーンツーリズム体験をしてきた。

地元紙、岩手日報に取り上げられました。

2011年01月30日

ファーマーズマーケット in 京都府庁

京都でまじめな研究会。テーマが大きすぎて、なかなかまとまらん。プロジェクトリーダーである師匠を困らせる会になってしまった。ハハハ

日曜日、ちょうど京都府庁で産直市。森田農園のおっちゃんも出店しているという、行ってみると、先日農商工連携でご一緒したうえだ農園の研修生、男前のおにいちゃんたちも出店している。


京野菜、無農薬や有機など、心地よい言葉が並んでいて、東京の人が見たら、ステキ~!というところだろう。でも、本当のところはどうなん?もうちょっと科学的な知見が、農業・販売のところにもあるといい。

森田農園のおっちゃんは、ユニーク。畑で婚活をやったりしつつも、なかなかサイエンティフィック。

TPPで日本の農業どうなる~とか言ってるけど、農業者もいろいろ。どこをどうすんねんという政策がないまま。。

2011年01月27日

もっと高くなる?!ショコラ~

今年も伊勢丹・サロン・ド・ショコラ。昨日は、ちょうど初日で、大ごった返し。特にサダハル・アオキのマカロン入りの抹茶どら焼きには大行列ができていた。閉店までに買えるのかなあってくらい。でも、私もあれは食べてみたい。


いろいろな食料の価格が高騰しているが、チョコレートの材料のカカオも同様。ちょうど、カカオの最大輸出国であるコートジボアールでは、カカオの輸出が禁止されたというニュース。選挙でちゃんと大統領が決まったのに、前大統領が居座っている同国。このおっさんの財源がカカオということで、禁輸が決定したらしいけど、なんか、ますます値上がりするのを待ってるんちゃうか~という感じ。

それにしても、こんなに高いチョコレートの材料の最大輸出国が、貧しいなんて、やっぱりおかしいなあ。
どんなものでも一次産業が、もう少し儲からないと、おかしい。

2011年01月21日

海のツーリズム目指して!

昨年の春、農商工連携の商談会で東日本を一緒にドサ周りした仲間と新年会。最初はそのノリだったが、いろいろ広がって、今日は、三陸、海のツーリズム研究会(勝手に名付けてます)となった。いつものY美さんが、目的地の役所のおじさま(失礼、同じくらいの年や)を連れてくる。

で、大盛り上がりの水道橋のネパール料理。

食事の後には、チャイをこんなふうに、2、3回、あっちへこっちへ移し、空気を入れて出してくれる。

海のない国と海に囲まれた国、海を見たことない外国人もいっぱいいるはず、ガンガン来てもらおうぜ、海に。

2010年08月09日

インテリ新規就農の増える町 福島県東和

学生が、グリーンツーリズムをテーマに、卒論を書きたいという。なーんも調べてないし、本も読んでない。まあ、学生とはそんなもの。一度、グリーンツーリズムを学びに行こうと、福島県の東和へやってきた。


東和は、以前は東和町。今は二本松市に合併されて、今は、町ではなくなっている。二本松市から車で15分ほど走ったところで、まさに中山間地。ここ十年くらい、お邪魔しているが、中山間地ゆえの小規模な農業が基本で、直売所やさまざまな活動と通じて、地域のつながりが活発なところ。

トマトの収穫を手伝わせてもらったS野さんところは、長女が東京の大学を卒業してUターン、今では、地域の活性化を考える、有望な後継者だ。いろいろ聞くと、東和には、東大卒の官僚やインテリたちが、新規就農しているという!

世の中変わりつつあるのかなぁ。

2010年08月06日

頑張れ、長崎。東京より中国、台湾へ!

5,6日と、長崎県園芸課主催の勉強会・見学会に参加してきた。長崎は、数十年ぶりではなかろうか。声をかけてくださった、園芸課の皆さん、ありがとうございました。

長崎・水産物は、長崎俵物というブランドでよく聞いたことがあるが、農産物と言えば、新じゃが、びわ、くらいしか馴染みがなかった。

諫早湾の干拓事業、お茶(佐賀・嬉野の隣だったんだね~)畑、そして、スーパー、直売所、そして、ついでに果樹試験場にも連れて行ってもらった。こうやって、いろいろ見てみると、農産、加工にも、土地それぞれの知恵が詰まっていることがわかる。

<<白いシートが、長崎みかんのおいしさのひみつ、水ストレスでおいしくなるという>>

それにしても、長崎ー東京間は、大方2時間ほど。上海や台湾のほうが近い。
FTA自由貿易も遠くない、、日本市場もいいけど、外に目を向ければ、チャンスもいっぱい。いろいろ課題もあるだろう、でも、農業そして加工品で稼ぐ、きっと道はあるはず。

2010年03月10日

モス畑

昨日は名古屋で農商工連携イベント3回目。途中、掛川で下車。
モスフードサービスさんのご厚意で、レタス、トマトの畑を見せてもらい、生産者の方にお話を伺う機会を頂いた。質の良い野菜をつくる生産者なら、きっと熟練。私くらいの年代のおじさんを想像していた。


しかし、お話をうがった生産者の皆さんは、若い!30代前半で、しっかりした意識を持ち、従業員を雇用して、農業を営んでいらっしゃる方ばかり。かなりびっくりした。

モスへ野菜を出荷する、自分のつくった野菜を食べてもらう、喜んでもらうお客様の反応が、何より仕事のやりがい。安定した価格や量の買い取りが、あるないは、二の次、三の次とおっしゃる。ほんと、このくらいの世代は、頭の構造が違うなあ~、と感心することしきり。

畑を見に行ったけど、生き方までを考えてしまった一日。そういいながら、パネルディスカッションメンバーと午前2時までカラオケ・・。なかなかおばさん世代の生き方は変わらない。でも、モス畑の意欲ある取り組みをちゃんとまとめるのが、おばばの仕事という本分は忘れてない。必死で頑張れるのも、このばば世代。

モス畑の皆さま、ありがとうございました。ほんと、かっこいいです、応援してますよ~。

2009年11月28日

めっちゃ売り上げる直売所

今日から来週にかけて、ewomanの円卓会議で議長をやっている。テーマは、「農産物の直売所」。
昨日、岐阜に行く用事があって、ついでに、年間40億の売上があるという繁盛直売所、JA知多がやっている「げんきの郷」を見てきた。

ちょうど、農産物の品評会をやっていて、ほんと立派な白菜や里芋・・・が並んでいる。こういうのを見ると、やはりプロの技と、農業の技術って、なかなかすごいなあ・・と思う。平日なのに400台も入る駐車場がそこそこ埋まっている。

広ーい直売所には、野菜あり、肉、魚あり、パン屋さんもある。お風呂もあって、一大レジャーセンターのような施設。ちょうど、このあたりは、病院はじめ健康モノの施設が集まっていて、そこを利用する人がついでに寄って行くという利用もあるようだ。

名古屋市内からも車で30分程度だそうで、そのあたりからも休日はやってくるのだろう。

新鮮さと楽しさの詰まった直売所、さて、みんなどんな使い方をしているのか、楽しみだ。
お手すきの方は、ewoman円卓会議へどうぞ。

2009年11月03日

りんご物語

先日、長野出身の1年生に、家からたくさん送ってもらったからと、りんごをもらった。またまた感涙もので、おいしく頂いた。


リンゴと言えば、有名な「奇跡のリンゴ」の木村秋則さん。FM青森の知人から、番組で木村さんのことを取り上げたからと教えてもらった。遠いFMラジオの放送も、Pod Castで聞ける。

メディアで大きく取り上げられて、大評判になった無農薬、無肥料のりんご栽培。幻冬舎による「奇跡のりんご」は、あのオノ・ヨーコが翻訳して、英文でも出版されるらしい。

木村さんのリンゴを食べたことはないし、ご当人にもお会いしたこともないから、なんとも言えないが、顔写真やお話から、とても素晴らしい人と尊敬する。そのご苦労は、並大抵ではないはずだ。が、世の中の騒ぎぶりが不思議。


モノづくりが廃れていく日本。農業物語もいいんだけど、国が食べていけるモノづくり再生のための物語が全く語られない。介護、育児、福祉・・これを動かすには、産業と雇用あるのみ。友愛とノスタルジーだけでは、食っていけないよ。(りんごから、大きく脱線!)

ほんま、皆んな、勉強瀬せなあかんで!(といっても、我が家のバカボンは、どこ吹く風・・・)

2009年08月29日

新JAビルのJAレストラン

大手町の旧農協ビルが、新しく、めっちゃキレイになって、日経連ビルともに、大手町カンファレンスセーターの一部となった。その地下にあるラ・カンパーニュは、全農の経営だ。お昼のランチ、流行りの野菜蒸し、そして、また流行りのタジン鍋で提供される。

なんとも上品で、アボカドオイルとクルミオイル、そして数種類の塩とともに頂くというのものだけど、当然物足りない。最後に、野菜を蒸した汁に、人参バター、ご飯を入れて、お腹いっぱいにしてということだけど、なんともヘルシーだ。
オイルとバターがなければ、これは辛い、絶対、味気ないわ。オイルとバターは、外国産。バターは国産と言っても、飼料はほとんど輸入やしね。国産だけでは限界あるわ。油なき自給生活は、道険し。

今週は、アグリフードエクスポという、日本政策金融公庫(農林漁業金融公庫が一緒になった)主催の展示会に行った。全国の農産物や加工品の展示会。毎回思うけど、チマチマしていて、どこも同じもの作って、なんか足の引っ張り合い状態。

それより、力合わせて、それぞれに分担しあって、大きな組織にして、作って、売って・・と、した方がええんちゃうかなあ~と思う。全農もこんなきれいなビル建てるんやったら、もっと他にやるべきことあるはず。

2009年08月18日

神戸の町中にも直売所がいっぱいや!

久しぶりに神戸に帰る。父に近くの駅まで送ってもらう。途中、両親も良く利用するという直売所が開いている。これは、ちょっと寄ってみた。

毎日、神戸の北区(六甲山の裏)、淡河(おうごと読む)から野菜を持って、売りに来ている。私が子供のころは、まだ神戸の街も農業が身近にあって、いちご狩りなんて、この淡河のあたりに出かけたものだ。

経済成長とともに、北区はベッドタウンになり、農地から住宅地に様変わりした。が、また、農業が身近な存在になりつつある。ちょうど、父と顔なじみである、直売所の社長がいて、名刺交換させてもらった。
建設業が本業、でも神戸市内で数か所の直売所をもっているそうだ。

最近はやりの直売所、年間数十億売る大きな組織もあるが、こういう地域密着直売所も、都市の中のひとつと定着し始めている。NYのユニオンスクエアとまではいかなくても、少しずつ、変わりつつあるように感じる。

それにしても、この動きって、世の中の大きな流れとなっているのかなあ。。最近の大きな疑問。

2009年08月06日

家庭菜園に思う

うちのベランダに鉢植えゆずが、毎年数個だけ実をつける。感動!だけど、作物をつくるのは、難しいことを実感する。

世の中家庭菜園ブームのようで、表参道のビルの屋上で貸農園が事業になるという時代。(約1坪で月1万5千円)らしいが、ビルオーナーにとれば、ワンフロア増えたようなもので、なかなかいい収入だ。

先進国あげて、グリーンブームだ。ホワイトハウスのミシェル夫人の家庭菜園(最近、その土壌中に鉛成分が、通常よりも多く含まれていて、環境にうるさい団体から、やいのやいのと突かれているようだ)に取り組んでいる。
英国では、テスコが家庭菜園のためのサイトを作っているが、家庭菜園用に鶏(肉じゃなくて、生きた鶏)まで販売している。

楽しみとしての菜園はいいけど、しかし、自給率は上がっているようで上がっているでもなし、お米もいまいち調子が悪いみたい。
終戦記念日も近く、戦争時の話があちらこちらで聞こえる。白いご飯すらまともに食べられなかった時代は、つい60年ほど前だ。

家庭菜園までいかなくとも、もうちょっと食べものを大事にすべきだ。安売りもいいけど、つくった人の努力や天候に左右されやすい農産物の価格、改めて考えるべきだ。

2009年07月21日

JAもしゃれてます

またも、ニコタマへ。高島屋は、全館あげての大セール。人は集まるが、モノはあまり売れてなさそう。今日の百貨店協会発表によれば、バーゲン前倒しが功を奏して6月の下げ幅は、なんとかひとケタ減で終わっているが、ふた桁減が続く。ほんと、抜本的に変えていかないと百貨店業態は終わりそうだ。

さて、タクシーでワンメーター。JA世田谷のファーマーズマーケットはちょっとしゃれている。地場野菜の直売所の2階にあるカフェは、ちょっとしゃれている。お子様連れのニューマダム(団塊ジュニアあたりのママ層だ、雑誌ならクーネルとか、ああいう感じの)でいっぱい。


JAの問題は、いろいろ指摘されている。私のJAの印象は、人がやたらたくさんいるということ。地方へ自治体なんかに呼ばれたら、出てくるJAの人、人、人、名刺が足らなくなるくらいJA職員の数が多い。いろいろ変えるべき点はたくさんありそうだ。

それにしても、ここらあたりの土地代を考えたら、到底黒字が出ているとは思えない感じ、やっぱりJA改革か!

2009年06月13日

マルシェ・ジャポン・プロジェクト

ドタバタの6月。仕事を持つ女性なら誰しも、買い物に行く時間もない、という時がある。最近は、コンビニでも生鮮品を置いているところもあるが、あの鮮度では、とても買う気にならない。

いいところを見つけた。なんと、ここは、地下鉄大江戸線上野御徒町駅構内の、千葉県直売所、なんと、マグロなんてのも売っていて、結構朝早くから遅くまでやっている。

浅草橋あたりは、千葉あたりから、大きな荷物を背たらって、行商に来るおばちゃんたちを、まだときどき見かける。が、そのおばちゃんたちもだんだん姿を消していく。
となると、こういう直売所ができてくるのかなあ。

農水省もマルシェ・ジャポン・プロジェクト(なんで英語とフランス語のちゃんぽんなのか?理解に苦しむわ)なんて、直売所を支援する動きもある。

流通として、ほんまに効率がいいのかどうかわからないけど、選択肢が増えるのはいいことだ。

2009年06月06日

青森フレンチ ボア・ヴェール

青森の人たちと新橋ボア・ヴェールへ。シェフは大阪出身だけど青森の食材にほれ込み、青森食材を使った料理で有名。地ビールや長芋焼酎六趣(焼酎のロマネコンティとおススメ、まろやかでおいしい)と、ダイナミックに料理された青森食材を楽しむ。

姫筍のバーニャカウダ、大間産うにのリゾット、ひゃー!なんて贅沢!
青森の人たちは、青森の人では思いつかない料理だと、言ってらした。確かに、地元のひとでないからこそ、気がつくこともある。地域と食、今や農水省も乗り出して、ブームなんだけど、
ブームで終わらないこと、それから、ごく日常的に、地域の料理が楽しめるようになることを期待する。

2009年05月10日

イケメン社長シリーズ Oisixの巻

昨日、フードサービスの学会があり、農産物ネット通販のOisixの高島社長の話を聞く。東大情報工学→マッキンゼー出身の長身イケメンさんだ。

今やBtoCの農産物ネット通販では押しも押されぬトップ企業。63億の売上という実績。最近は、テーブルフォーツーという、社会的な活動もやっていて、なかなかに今風。ビジネスをスタートするにあたり、賢い頭脳で固く考えたことは考えたに違いない、が、表現は、彼曰く「ミーハーに」だ。

おかげで、メディアでも盛んに紹介してもらい、今があるとのこと。そして、資本金3億3千万とよく集めたことと、感心する。消費者や食品流通のツボをわかり、しっかりツボを押さえた人。

若い世代の感覚って、すごいなあ~と感心した次第。食の業界に限らず、世の中、もっと世代交代が進めば、不況なんか、吹き飛んでしまうような気がする。

2009年03月17日

本当の自給への道

今日、北海道のとうもろこし缶製造メーカーの方の話を伺った。ご存じ、国産コーン缶でシェア80%のアオハタコーン缶を作っている会社だ。

とうもろこしの収穫から2時間ほどで缶詰ができるという製造過程の映像も見せてもらったけど、収穫期毎日千トンものとうもろこしが、皮をもがれて、缶詰めになる様は圧巻だ。冷凍のものもその場でいただいたけど、甘くておいしい。

もちろん、北海道産とうもろこし、なんだけど、種はというと、これは、F1種、アメリカからの輸入品だそうである。へぇ~~~、これには、ちょっとびっくり。国産とうもろこしといえど、種は、全部米国産だった!

かなりびっくりした。そういえば、鶏卵は自給率100%近いけど、それを産む鶏のもとのひよこは、ほとんど輸入だ。本当の意味の自給って、まだまだ道が遠いんだな。

2009年03月16日

五月菜

五月菜、生まれて初めて食べた。先日、飼料米のイベントで伺った山形・山辺の高校からお招き頂き(どこでも行くなあ~)地元産の食材を使った商品開発の講座にお邪魔した。この高校は、高校の3年間で調理、あるいは、介護や看護を学ぶという珍しい県立高校。


そこで、五月菜という葉がちりちりとしたきれいな緑の菜っ葉を頂いた。別名、茎立(ギダズ)とそうだけど、山形は、草はなんでも食べるし、なんでも干すと、高校生たちが笑って言うのが、おもしろい。雪深い山辺地区には、保存食の知恵が残っているようだ。

こういう素朴な野菜は、地元でこういう話を聞きながら食べたい。

2009年02月04日

都市農業

先日、お邪魔した国分寺市の講座、今日は農業従事者の話が聞けるというので、お邪魔してきた。国分寺市の農家数は300戸ほどで、養豚も行われているという。市民の農業ボランティアを募るななど、農業振興のためのいろいろな策もとられている。

戦前は養蚕をやっていたところから、今では野菜の直売所をやったり、観光農園をやったりと、いろいろ都市ならではの農業を試みられている。ちなみに東京都の野菜消費量の実は1割を、東京都で生産しているという立派な実績もある。

が、とどのつまり、農地の税や相続の話に及ぶ。税を払うためには、農業だけではやっていけない。いずれは、農地の切り売りを考えることとなるという。国分寺市でも生産調整地の看板が目立つ。でも、現実、この住宅に囲まれたところで畑をやると言っても現実的ではない。

農業非従事者からも、なんとか手を差し伸べたいという意見もたくさん出ていけど、差し伸べ方がわからない。農地の確保、ただ面積だけでは農業の健全な成長は見込めない。都市農業、またひとつ考えるいい機会になった。

~ City Agriculture ~ Today I listened to views about farming in Kokubunji-city in a workshop about environment and agriculture in their town, attended by the citizens of the town. There are 300 farmers in Kokubunji-shi, and some of

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2009年01月24日

米粉のパンやスイーツ好きですか?

今日から1週間、ewoman「働く人の円卓会議」で「米粉のパンやスイーツ好きですか?」の議長を務める。

昨年は、事故米問題、小麦価格の高騰などで、注目された米粉。興味あれば、円卓会議をのぞいてください。私も米粉はもちもちした食感が好き。パンを焼いたり、地産池消を勧める青森のFM青森の「地産でダイエット」のブログにも、米粉のパスタで登場中。

2009年01月05日

米粉パンに挑戦!

今日から仕事をしようと事務所に出かける。やるべきことはたくさんあるが、エンジンかからず、データのバックアップ作業をしながら、サンプルでもらった米粉でパンを焼いてみた。野菜のペーストも入れて、なかなかの出来上がり。

製粉技術の改良で、米粉でも美味しいパンができるようになった。農水省によれば、食料用の小麦の輸入は500万トン、そして国産小麦は80万トン(2006年)。そのうち1割でも、米粉に代替えできれば、10万haの水田を減反せずに済むという。とはいえ、まだまだ米粉パンの方が高いという現実。それにしても、米粉パンはおいしい。ハハハ、自画自賛。

~Try Rice Bread ~ Today is the first working day 2009 !

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2008年12月19日

佐藤錦 from オーストラリア!

先週、南砂のSUNAMO内、ジャスコで、季節はずれの佐藤錦を発見!びっくり、オーストラリア産だって。10粒以上入って298円。見た目は佐藤錦、味はなんかちょっと違うような気がする。

誰かが種を持って行ったってこと??そんなにしてまで、佐藤錦を食べたいとは思わないけどなあ。

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2008年12月08日

飼料米で育った舞米豚(まいまいとん)

なんで山形にいるかというと、東村山郡山辺町での飼料米フォーラムで、飼料米豚にエールを送る講演を頼まれたから。エールは送ったものの、補助金の話や米のための肥料をまた輸入することになるのではなんて、素朴な疑問も投げておいた。

補助金や直接支払いという制度は悪いことではない。でも、どの程度必要なのか、もっと議論があってもよい、と私は思う。

私たちが米を食べなくなった分、

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2008年12月02日

飛び込み営業、青森りんごジュース頑張って

青森りんごと書いたはっぴを着た兄ちゃんが、突如、りんごジュースを買ってほしいと事務所に入ってきた。

青森と言えば、青森の友人、K田さんがやっている「地産でダイエット」に私も協力させてもらっている。
他にも青森には知り合いも多く、なんだかムゲに断りにくい・・


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2008年11月26日

農学と農業、食品産業

用事があって母校(改めて母校という言葉って、おもしろいなあ)へ久しぶりに行った。私なんか受験の時に、女子トイレの少なさと暗さ、汚さで、もう試験やめて帰ろうかと思ったぐらいだった、そんなトイレには、ウォシュレットが導入!大学も外見だけでなく、いろいろ変わってる。


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2008年09月28日

地を這うトマト

青森、大西ハーブ園へ。秋の季節は、畑の脇ある栗やクルミの木からうれしい収穫。今日は、ハーブだけでなく、原種のトマトをとって、たくさん食べた。ちょっと話題だったマイクロトマトより大きいくらい、味は濃厚で、なんといっても、地を這うように、ワイルドに実がなっているのは感激だ。

ワーキャーと見てる分には、楽しいけど、実作業となると大変だ。知人に送るハーブを摘んでみたら、どれを摘もうか、どこから摘むか・・、l「このハーブは、ここから摘んでね」と、大西さんのパートナーである柚里さんから、優しくはあるが、きびしいダメ出しが飛んでくる。結局、スチロール箱3杯分摘むのに、4時間くらいかかってしまった。なかなか骨がおれる。

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2008年09月13日

農業に興味ある人はいっぱいいるのに・・

全国新規就農相談センターによる就農フェアが、浅草の産業貿易館で開催されていた。農事法人や地方自治体がブースを出して、新たに農業に就きたい人たちとのマッチングの場が提供されている。

びっくりしたのは、若い人の多いこと。しかも、女性一人で相談をしているという図も多い。この中で本気の人がどの程度いるのかわからないが、担い手不足の農業界、うまくマッチングがいかないものか。農水省の農業構造動態調査では、

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2008年08月12日

オーガニック農産物って、どうよ?

米国では、環境意識の高まりとともに、オーガニック農産物も人気。だけど、オーガニックだからと言って、レタスはレタス、トマトはトマト。味がおいしく、栄養成分も優れているのかというと、決してそうではないはず。デンマーク人の友人に言わせれば、そんなもん味は同じよ、と。彼らは、有機農産物は、オーガニックとは呼ばず、エコロジカルな農産物と呼ぶ。価値を置くところが違うんだ。

オーガニック農産物について、松永和紀さんに教えてもらった、ACSH(American Coucil on Science and Health)がおもしろいレポートを出している。ACSHとは、消費者教育、主に、食や薬、他私たちの生活に関わる、科学や技術について、理解を導こうという目的をもった、科学者による組織だ。

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2008年08月11日

材料発想の食卓を

我が家は果報者で、先週、今週末と、福島の農家Sさんの野菜、今年から菜園を始めた粟田口さん からの野菜と、新鮮な野菜を送ってもらった!粟田口さんの野菜は、とても初心者とは思えない、素晴らしい出来栄えだ。

畑をもつと、きっと実がたくさんなる→せっせと食べなければいけない。こういう生活スタイルになるんだろうな。だから家でご飯を作ろうというサイクルになる。漬物のような保存食にしたり、野菜を大事に、いろいろな方法で調理をしてきたのが、農家の食卓だ。


<<スーパーで買ったゴーヤ、種をまいたら、この通り。1日で、ぐんぐん伸びる!>>

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2008年07月31日

地方産品は、地域で楽しむことから

昨日は、「食の秋田」まるごと宣伝会に行って来た。国産回帰の流れの中、どこの自治体も一生懸命だ。こういう会に行くと、こんなにおいしいものがあるのになあ、といつも思うけど、物流や価格の面で、買い手とのマッチングが、うまく行きにくい。

皆、誠実で、涙がでる。昨日も、「ミズ」という山菜にできるこぶを集めた「ミズのこぶ」を頂いて帰ったけど、食べ方がわからない。帰り際、県の方に尋ねたら、茹でて、しょうゆ漬けにするということで、その通りにやってみて、はい、この通り。

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2008年07月24日

規格外フルーツの行方

http://www.delica.co.jp/デリカフーズさんの勉強会。
いろいろ学ぶことがある。なかでも、規格外のフルーツの話は、世の中の主婦が一度は疑問に感じる、
「果物はは高い」でも、「道の駅とか、直売所なら安い」なんで?というものに答えてくれるものだった。

熟しすぎたイチジク、小さくて傷がちょっとだけあるプラム、実りの小さいぶどう、粒のそろわないぶどう(親子というそうだ)・・。どれも、めちゃおいしい。

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2008年07月20日

GM体験

独立行政法人農業生物資源研究所の主催する「市民参加型展示ほ場」というイベントに行ってきた。タイトルからは全然わからないけど、遺伝子組み換え作物を市民に見て、体験して、理解してもらおうという趣旨のもの。

非組み換え大豆畑に生える雑草とりをして、その大変な労力を体感する。そして、ご存じ、モンサント製ラウンドアップ耐性大豆が楽チンに栽培されている様子を見るというのが、第一の目的。


<<6月11日に植えたという大豆畑。大豆より雑草が生い茂る。これを参加者の手で除草する>>

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2008年07月01日

三茶のはちみつ

前世は熊だったのかも、はちみつ好き。(熊がはちみつ好きかどうか定かではないが・・・)昨年、はちみつ関係の仕事をして、いろいろな本も読んだ。銀座のはちみつの話を聞き、私も秘かに養蜂に憧れている。

実は、知り合いに三軒茶屋でみつばちを育てている人がいる。そのうち、はちを分けて頂こうと思っている。昨日、思いがけず、巣箱から出したはちみつをがっぷり頂いた!!大感激!!


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2008年06月13日

トスカーナのビオに酔い、農業を考える

 ボン・ジョルノ!イタリアはトスカーナに来ています。今日は、ビオ(オーガニック)ワインの農家を訪ねる。1980年からビオワインをつくり始めたというMarcoさん。話し出したら止まらんイケメンイタリア男子。ぶどうは、農薬を使わないためのいろいろな工夫、土はもちろん、鶏を放し飼いにして害虫を捕る、バラを植えてカビ(オイデオと言ってた、フィロキセラだっけ?のことかな)を察知する、生物農薬(フェロモンを利用したトラップ)を利用する、等々。

 10haの農地をビオぶどうで埋め尽くし、家族で頑張っている様は、なかなかいい。でも、苦労してつくったワインも慣行のものとそう価格は変わらないのがつらいところと言う。

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2008年06月10日

ツタンカーメンの謎!

京都錦にあるかね松で、「ツタンカーメンの豆」発見。紫色の莢のエンドウ豆。はじめて知ったが、ネットで検索すると、家庭園芸家の間では、結構な評判のよう。

莢は紫色だけど、豆は緑。でも、豆ご飯にすると、ごはんがピンク色に染まって赤飯のようになるらしい。(炊きあがり後数時間保温が必要)せっかちな私は、すぐにおにぎりにしてしまい、いつもの豆ご飯と変わりない。こんな新種野菜は、楽しい。

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2008年05月22日

観光地の外国人マーケティング

北海道でびっくりしたのは、観光地の看板。東京では、めったにお目にかかれないロシア語に出くわす。いやー、近いもんね。それにお金も持ってるんだもんね。と、今更ながらに、納得した次第。。。
昨年、約600万人の外国人観光客が日本にやってきているが、そのうち、ロシア含めアジアからが、500万人。小泉前々首相が、掲げた「Yokoso Japan」施策が功を奏しているというより、彼らがお金持ちになったことの方が貢献度は大きい。


<<日本語のほか、中国語、英語、韓国語、ロシア語で書かれている観光案内>>

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2008年01月28日

お宝トマト

寒い、寒いとはいえ、八百屋さんは、山菜や菜の花、えんどう豆が並び(といってもハウス栽培だろう)春の趣き。

その売場でえっらい高いトマトが売られていた。お値下げ品(といっても小さい玉が、200円以上もする)になっていたのを買ってみた。食べると甘くてすっぱくて味が濃い。
今週は、ewomanサーベイで、「品質は同じ、クローン牛、購入しますか?」をテーマに展開中。
なんのつながりが、、、


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2007年12月19日

仙台駅ナカの果物屋さん

月に2度ほど仙台に出かける。でも、いつも日帰りなので、仙台は、駅しか知らない。この度、駅の地下が改装されたのだけど、お決まりのRFはあるし、東京の駅ナカとまったく同じ。その中にあって、改装前からの私のお気に入りは、「ITAGAKI」というフルーツ屋さん、果物だけでなく、野菜も売ってるのだけど

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2007年12月14日

「お芋ちゃんコロコロ」、発見!

自分のかかわった店や商品が世に出ていくのは、かなりドキドキだ。売れるものもあれば、残念!で終わることもある。今日は、そんな商品をナチュラルローソンで発見!
「お芋ちゃんコロコロ」は、鳴門金時の干し芋を一口サイズにカットしたもので、私も商品づくりに、少しお手伝いさせてもらった。鳴門金時は、

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2007年11月07日

北緯40°のハーブ園

青森のハーブ園に行ってきた。有名シェフや高級ホテルからも注文を受けているという、その筋では知る人ぞ知る、大西ハーブ園。百種類ものハーブがあるそうで、見たこともない、聞いたこともないハーブがたくさん植わっている。

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2007年10月03日

値上げの風もどこ吹く風

今週は、ewomanサーベイで、「食料品の値上げ 食卓に影響あり?」というテーマでキャスターを務めている。皆さん、すんなり「値上げもやむなし」という意見が多い。
しかし、ココの値段はなかなかスゴイ。日本橋三越デパ地下が昨日リニュアールオープンした。ミクニや金田中、山の上ホテルの天ぷら(ここは、すごい値段よ)などなど、

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2007年09月14日

大学教授も自らPR

ミートホープや白い恋人でケチのついた北海道。でも秋のデパート催事場の北海道展は、大盛況。夕食はめんどうと、日本橋三越で海鮮てんこ盛り弁当を買って帰った。こういう物産展は、普段みかけないものがあったりで楽しい。
なかでも異色だったのは、「帯広畜産大」のブース。学内農場で飼育している牛の牛乳やチーズを販売。教授自ら、おばちゃんたちに、牛乳をふるまい、PRする姿には、泣けてくる。

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2007年09月09日

日本は、もともと「美しい国」!

昨日は、仙台に出張。が、大失敗をやらかした。えきねっとで予約した指定券を発券しようとスイカを券売機に放り込むが、予約なしとのメッセージ。そういえば、いつも来る、お知らせメールが来てなかった。何かのボタンをクリックするのを忘れたんだな。
土曜日なので、次のはやても、その次も空いてない。しょうがなく、各停のやまびこに乗り込んだ。

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2007年08月21日

宮崎ブランドって、どうよ?

ファミリーマートで、宮崎フェアをやっている。最近では目新しいものが少ないコンビ二、こういうプロモーションをやると目先が変わって、買ってみようかなという気になる。また、暑い気候も後押しして、南の食べ物が美味しそうだ。東国原知事のおかげで、宮崎ブランドは、えらい盛り上がりよう。でも、県庁ツアー参加者が10万人を突破し、お土産の売れ行きもなかなかとのニュース

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2007年08月05日

穫れたて野菜は、うまいっ!

冬についた味噌を預かってくれている福島・東和町のSさんから、野菜をたくさん送ってもらった。「明日送るよ〜」という元気な声で電話をもらい、なんとも温かい気持ちになる。夏の野菜をいろいろ、そのまま茹でたり、油で炒めたり、素材のもつ味、そして新鮮さ、いくらでも食べられる。野菜もおいしいけど、それ以上に、その心遣いが、もっとうれしい。こんな気持ちで、スーパーで食べ物を買う世の中になれば、今のような疑心暗鬼のギスギスした関係もなくなるだろうに。スーパーで、いくら「顔が見える」といっても、生産者に会ったこともなければ、畑も見たこともない、そんな「顔」を見ても、安心材料にはなりにくい。

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About 農業・水産業・流通

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